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オラが村ぁ平和―パラダイス・メーカー (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 八街歩,Cuvie
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2004/01
- メディア: 文庫
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タイトルを見たときに、ファンタジア文庫にしてはシュールなタイトル付けてるなぁと興味をひきました。第15回ファンタジア長編小説大賞努力賞受賞作だそうです。
「故郷」「帰るべき場所」という感じですね。お気に入りキャラはアリス。
端的に言えば、兵士と村娘の恋物語ですが、なかなか世界観が練られていて独創性あるファンタジーとして仕上がっていると思います。多少ご都合主義ではありますが、クリトフがアリスとの触れ合いを通じ心が雪解けしていく感じや、二人のモジモジ感のもどかしさなど、いい味出ています。
■今日の決めゼリフ
「人にとって故郷とは、それだけで大切なものです。それがどんな場所で、どんなに不便で、どんなにつらい場所であっても、そこが故郷であるなら人は恋しく思うのです。故郷とは人の寄る辺。あなたにとっても、そこはそれだけ重要な場所なんです」(by アリス)
なんか胸にジンときたんですよ、この言葉。年ですかね…。
■ミシュランの星
★:死ぬまでにあと1回読めばいいか…。
★★:普通に面白い。2年に1回再読したい。
★★★:結構面白い。1年に1回は再読したい。
★★★★:非常に面白い。やることないなら再読したい。
★★★★★:最高!聖書代わりに枕元に必携。