「不可抗力」。なぜそうなったとき私は止めることができなかったのか。
これはそんなお話。


本日、福岡出張からの帰りは羽田までの飛行機です。
私はどうしても飛行機が好きではありません。
離着陸時には靴の中で指を丸めて踏ん張っているひとの一人です。


私は緊張を紛らわせるために自分のMP3プレーヤーで音楽を聴いておりました。
そして羽田に着陸する直前流れ始めたのは……


この指とまれ


♪私の指に〜


♪その指ごと〜連れてってあげる〜


ひぐらしが鳴く〜あかずの森へ〜


♪後戻りは〜もうできない〜


そう、アニメ「ひぐらしの鳴く頃に」のオープニングです。


こ、恐わっ!
なんか滑走路に引きずり込まれてそのまま突っ込んで炎上する飛行機の映像が浮かんでしまいました。


いや、好きなんですよ。ひぐらしの鳴く頃に。ゲームめちゃめちゃ恐いですし。
アニメのOPもいい歌だからこそプレーヤーに入れてるんですよ。
でも飛行機恐怖症の人間に、着陸寸前にミステリックホラーのテーマ曲を聞かさんでもええやろ!
と自分に突っ込んでしまいました。
流れたのは不可抗力。でも流れ始めたときに他の曲に変えればいいものを、そのまま聞いている自分にも腹が立ち、振り上げた手の下ろし場所に困る始末。


「不可抗力」。なぜそうなったとき私は止めることができなかったのか。
これはそんなお話。