とらドラ!1 (電撃文庫)作者: 竹宮ゆゆこ,ヤス出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2006/03/09メディア: 文庫購入: 21人 クリック: 426回この商品を含むブログ (521件) を見る

■独断偏見ミシュラン:★★★★★(最高5つ)
著者の前作「わたしたちの田村くん」が面白かったので購入。もちろんイラストのヤス氏の絵にも魅惑される。その時点でボルテージは★★★に到達。
「憧れ」と「恋」の区別、「好き」という感情の芽生えに気付かない自分、素直になれない気持ち、そんなものが入り混じったラブコメディという印象。テーマとしては「本当の自分を好きになってくれる人」でしょうか。お気に入りキャラは櫛枝実乃梨
大河が北村を、竜児が実乃梨を好きになった理由の掘り下げが少なくちょっと脈絡なく感じましたが、本題には関係ないので違和感は感じなかったです。しかしまぁ、私は詳しくないんですがこれって今流行の「ツンデレ」ってやつですか?テンポ良く読めて個人的には「わたしたちの田村くん」以上に好きです。なんかこう歯痒い感じがたまらなくいいです。
何より大河=タイガーとやっちゃって、Fate /stay night ファンからはどう思われているのだろうかが気がかり。
先日、大阪なんばのわんだーらんどで友人J氏に購入させました。えぇ、未読書の山を提示させられたにも関わらず。


■今日の決めゼリフ


「傍にいるぞ」(by 高須竜児)


実乃梨が好きだけど、大河を放っておけない自分の気持ちに気づいた竜児の口から出た自然な、でも決意ある力強い言葉です。いいですね。生涯に一度、こんなことを言ってみたいものです。