乃木坂春香の秘密 (電撃文庫)作者: 五十嵐雄策,しゃあ出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2004/10/08メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 126回この商品を含むブログ (145件) を見る

■独断偏見ミシュラン:★★★★★(最高5つ)
完全に表紙のキャラに魅了され購入。内容紹介を一読し、正直読む前はありきたりな話だなーと思ってました。ごめんなさい。内容も最高です。学園のアイドルが実は隠れアキバ系オタクという設定はコロンブスの卵でしたね。しかしまぁ、ここまで人気が出るとは、発売日から惚れ込んでいる者としては嬉しいやら寂しいやら。
テーマとしては「ありのままの自分を好きになってくれる人」でしょうか。裏テーマとしては「可愛ければ何でも許せる」というような気が…。お気に入りキャラは乃木坂美香。
最近ではA-BOYなどと横文字でもてはやされ(死語?)、秋葉原の再開発にともない劇的に扱いが変わった(と良くも悪くも思う)「オタク」。かつては迫害というのは解らんでもないですが、あそこまで可愛ければ許されるような気もします。まぁ女子高ということなので、いろいろとドロドロしてたんでしょうか。(←偏見)
友人J氏には「ガトーショコラに生クリームとあんこを乗っけたような感じ」と断って購入させましたが私の紹介も甘かったです。2巻3巻と読み進むと実際には「メイプルシロップ」までかかってますよ。えぇ、もうたっぷたっぷと浸るぐらいまで。それにやられたので5つ。
冷静に考えると、「ニュイ・エトワーレ」なんてご大層なふたつ名をつけた上に公然と呼んでいる高校って…。


■今日の決めゼリフ

「ゆ、裕人さんはだめですっ! 他のことならともかく、裕人さんだけは譲れません !ゆ、裕人さんは、アキハバラには私とだけ行くんですっ!」(by 乃木坂春香


この一言にやられました。打ち明けられない思いが吐露した瞬間ですが、こんなふうに思われるのも男冥利に尽きる…のか?アキバだぞ…。


次点:「企業秘密です」(by桜坂葉月)

…そんな秘密は私も持ちたい…。


■参考
:死ぬまでにあと1回読めばいいか…。
★★:普通に面白い。2年に1回再読したい。
★★★:結構面白い。1年に1回は再読したい。
★★★★:非常に面白い。やることないなら再読したい。
★★★★★:最高!聖書代わりに枕元に必携。