北九州お茶尽くしの旅2008 第二夜

■1日目:13:20 ちょっと寄り道
昼食の後も聖地巡礼を続けます。
次は四王寺山(聖地巡礼)に向かいますが、途中でつつじの綺麗な場所を見つけましたので寄ってみます。
道を走っていたら、ふいに横に見えたので思わず道をそれてしまいました。


地元の小さな神社だったんですね。貴船神社とありました。
こうした名もなき場所るるぶ的な意味で)にふと立ち寄れるところが個人旅行の醍醐味。気になったところは積極的に拾っていきます。


■1日目:13:40 四王寺山(太宰府市宇美町の境目あたり)
ハイキングというわけではないですがちょっと山登りで、宇美町大宰府市の境界線あたりにある四王寺山にやってきます。ここも聖地巡礼
山といっても宇美町太宰府市をつなぐ峠道なので車で行くことが可能です。





展望場所からは大宰府の街並みが見渡せ、眺めも良く、空気も爽やか。とてもいいところです。
・・・まあ、普通の観光客は来んわなぁ。それでも10台も止めれば一杯になる駐車場は常に満車に近く、子供連れやカップルなどが眺めを楽しみに来ていました。きっと地元の人などがちょっとドライブやハイキングに来るのでしょう。
眼下には大宰府市の町並みが広がり、鳥の鳴き声、爽やかな風、緑あふれる木々に、ちょっとした広場があり、和みますねぇ。また来たいと思いました。


■1日目:15:10 本日のお宿へ
などとのんびりしていると、いつの間にかいい時間。ナビに宿を入れると到着予定18:00とかいいやがります。本当はこのまま大宰府へ抜けて聖地巡礼の続きをと思っていましたが、明日以降へ持ち越し。
「いい宿なんだから今回こそ17:00には入ろう」などと言っていましたがいつもと変わらない状況になってきました。
さて、ここからは高速に乗るほどの距離ではないので一般道で鳥栖を経由し八女へ向かいます。

まあ、道中なんてことはないんですが、一般道を行く場合に鳥栖〜八女間が大変混み合います。これなら高速使えばよかったとちょっと後悔。


■1日目:17:20 星野村 「星の文化館」
目標の17:00を越えましたが、いよいよ本日のお宿「星の文化館」に到着です。
おおおおお、なんか入口からして期待大!

星野村八女市の東に位置する山間の小さな村になります。八女ICから車で1時間弱になるでしょうか。八女といえばお茶で有名ですが、この星野村もお茶どころ。特に玉露で有名なところだそうです。
また、比較的高地にあり空気が澄んでいるため天体観測に適しているとのことで、こうした「星の文化館」があり、ここはプラネタリウムや「天文台」などの施設がある観光施設です。おそらく、天文台が先にあったのかも。
そした、この施設には、わずか9室のみですがプチホテルが併設しており、そこでお茶の創作料理が楽しめるわけです・・・・・てか、よくこんなとこ見つけて来たな友人J。
もちろん、予約は電話受付のみ。ネットでは空室検索のみ。

詳しくはHPで
http://www.hoshinofurusato.com/hoshinobunka/

さっそくチェックインして部屋に入りますが・・・・


おおおおおおおおおおおおおおぉ!すごい!なんですかこれは!
「文化館」なんて名前に騙されたらいけません。こんないい部屋、普通のホテルでも滅多にありませんよ。
雰囲気や造りは、まるで「オーベルジュ土佐山」さん(id:tech_k:20060706)のようで、木の温もりがふんだんに感じられる部屋です。
素晴らしい。素晴らしすぎです。


■1日目:18:30 星の文化館内「レストラン北十字星」
部屋で一息ついた後は早速夕食に。目当てのお茶の創作料理です。夕食は館内施設のレストランでの食事となります。



いや、これがびっくり。山間のプチホテルの食事でこんな豪華ですか。
とても美味しいフルコースでした。

友人J氏:
「そういえば、このお茶の創作料理コースになる宿泊料って一番高いじゃないですか」
tech_k:
「ふむ」
友人J氏:
「よく見ると、ナイフとフォークの数が他の席より多いんですが・・・」
tech_k:
「ほう」
友人J氏:
「それでですね・・・料理が懲りすぎて、どこにお茶を使ってるか分かりませんねぇ」
tech_k:
「まあ、美味いからええやん」
友人J氏:
「この緑色のソースはお茶が入ってると思うんですよね」
tech_k:
「まあ、美味いからええやん」

という会話があったかは定かではありません。


■1日目:20:00 星野温泉館きらら
星の文化館には残念ながら大浴場はありません。(個々の部屋に立派なお風呂は付いている)
そこで、星の文化館から車で2分足らずのところにある「星野温泉館きらら」に行くことにしました。チェックイン時に割引券ももらえました。
なお、車で2分ですが、歩きは不可能です。急な坂道を下って行くうえに(帰りの登りは風呂に入った効果をすべて台無しにする)、外は真暗闇です。


ここは宿泊施設「池の山荘」に併設の温泉館で日帰り入浴も可能な施設です。時間は22:00まで。
自然に囲まれた温泉で、露天風呂は特に気持ちいいです。
詳しくはこちら
http://www.hoshinofurusato.com/ikenoyamaso/


■1日目:21:30 星野文化館 プラネタリウム
さて、温泉も堪能し宿にもどってきましたが、星の文化館の最大のウリは、なんと宿泊者専用プラネタリウム上映」天文台見学」が実施されること。
まずは、プラネタリウムを30分ほど上映です。都会の大きなものとは違いますが、それでも20〜30名程度は見ることのできるくらいの大きさ。プログラムは月替りのようです。
いやあ、久しぶりに見ましたが、いいもんですねぇ。
しばし、宇宙の不思議に触れます。


■1日目:22:00 星野文化館 天文台
プラネタリウムの次は天文台の見学です。
天体望遠鏡のある施設まで階段を上がります。
天体望遠鏡なんて実物は初めて。めったに見れるもんではありません。
しかも、単に見学だけだと思ったら、実際に覗かせていただけるということ。
天文台天体望遠鏡を使っての観測会。これは貴重な体験です。
この日は、親子三代家族旅行に来ている方で部屋が半数以上埋まっているため、小さい子供も沢山います。子供はもうそれは大喜び。・・・まあ、男二人は私らだけですな。
おお、やっぱ実物はでかい。

ゆっくりと目的の星を追尾するために動きます。すべてコンピュータ制御。
また、当然、屋根も回転します。なんか、秘密基地っぽくてかっこいい・・・。

この日は残念ながら薄曇り。ですが、いくつか見ることができました。
中でも「土星」は輪もきれいに見えてよかったです。こんな土星を自分の目で見るのは初めてで貴重な体験ができました。
宿泊者だけですので、全員がじっくり見ることができます。
いやあ、大満足です。時間も忘れて気付けば23:30を過ぎる時間までみんなで星を追っていました。
なお、4月下旬で昼間はTシャツ1枚でもいいくらいですが、さすがにここは標高も高く薄手のジャンパーを着ても寒かったですね。

当然、曇りや雨など天候によっては実際に天体観測ができないことがあります。その場合は運が悪かったということでノンクレームでお願いします。


こうして1日目の夜が更けていくところで、続きは次回にしたいと思います。