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ニライカナイをさがして (富士見ミステリー文庫)

■独断偏見ミシュラン：★★★★（最高5つ）
タイトルに魅かれて購入。疲れてたんですね…。というか、ラーゼフォンにもニライカナイという島出てきたよなぁと思って手に取ったような気がします。
こういうのは「純愛」と言っていいんでしょうねぇ。「憧れ」「死者との決別」「自分の言葉」というとこでしょうか。
しかし、なぜに富士見ミステリー文庫刊なんでしょうねぇ。タクローの正体がミステリー？　でもけっこう気に入ってます。波照間島に舞台探訪に行きたくなります。
内容としてはヒロインの心の変化が上手く描けていると思います。また、主人公の正体が意外で印象に残りました。そうかー、そういう展開もありか。ラストの空港でのシーンもいいですね。ぜひ実写で映画化して欲しいです。「せかちゅう」並にはなると思うんですが…持ち上げ過ぎでしょうか？著者の「９S（ナイン・エス）も読んでみようと思う。
友人J氏には推薦済。買ったはずだよな。

■今日の決めゼリフ

「あの、大丈夫ですか？　寒いんですか？　気分でも？」（by 松本拓郎）

出会いのシーンとラストシーンに同じ言葉を持ってくるか…上手いなぁと思った瞬間です。

■ミシュランの星
★：死ぬまでにあと１回読めばいいか…。
★★：普通に面白い。２年に１回再読したい。
★★★：結構面白い。1年に1回は再読したい。
★★★★：非常に面白い。やることないなら再読したい。
★★★★★：最高！聖書代わりに枕元に必携。