狼と香辛料 (2) (電撃文庫)

狼と香辛料 (2) (電撃文庫)

■独断偏見ミシュラン:★★★★
前巻がことのほかおもしろく、即購入に走る。
前巻よりもかなり逼迫した危機に見舞われるロレンスたちですが、そこがハラハラドキドキして物語りに引き込まれます。商人が主人公だからでしょうか、カネで人の心を動かすというところでは賛否両論に分かれるでしょうねぇ。私としてはもっともだと思いましたが。
ロレンスとホロの心の交流が毎回楽しいですし、ロレンスをからかう時のホロもかわいらしいと思います。ところどころ本当の気持ち(かも?)を込めているのが良いですね。
続刊が待ち望まれる1冊になりました。


■今日の決めゼリフ
「物事にはたくさんの終わらせ方があるだろうが、明日もまた生きていくのであれば明日につながるものを選択しなければならない。そうだろう?」(by クラフト・ロレンス)


裏切られたから相手に復讐してさぁおしまい、ではなく、その後も生きていかなければならない。そのことを考えた選択をしていかなければ…というこの言葉にはうなずかされました。こうしたノベルは「おしまい、おしまい」で済みますが、私たちには「それでも明日はやってくる」ですからね。(なんかタイトルに反しているような…)


ミシュランの星
:死ぬまでにあと1回読めばいいか…。
★★:普通に面白い。2年に1回再読したい。
★★★:結構面白い。1年に1回は再読したい。
★★★★:非常に面白い。やることないなら再読したい。
★★★★★:最高!聖書代わりに枕元に必携。