■
- 作者: 七飯宏隆,池田陽介
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2005/06
- メディア: 文庫
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (51件) を見る
特に事前に決めていたわけではないが、内容紹介とイラストを見てそこそこ面白そうかなぁと思い購入してみることに。
これといって感じるものはありませんが、読み物としてそこそこ面白いものに仕上がっていると思います。著者があとがきで述べているように、「座敷童が地球を守っている」というコンセプトを元に、座敷童らしくない座敷童を模索した結果というのが本当に合っているかと。
登場人物はどれも個性的で光っていますし取っ付きやすく、またストーリーや設定も独自性があり評価できます。特に柏木の三人異母兄弟はその電波っぷりが面白いですね。それを含めたドタバタがもうちょっと多ければもっとメリハリが利いて面白かったかなと思います。キャラが際立っているだけに、ストーリーや設定が1巻にしては浅すぎるので、中盤以降がサラっと流れすぎるかもしれません。続刊出ていますので、そちらでより説明が出来ていればよいなと思っています。
■今日の決めゼリフ
「……人類が二足歩行を始めたのは両手で相手をぶん殴るためだ、っていう異端の学説を信じたい気分だな……」(by 守屋克喜)
煮えくり返る腹の内がよくわかるセリフです。この言い回しは気に入っています。
■ミシュランの星
★:死ぬまでにあと1回読めばいいか…。
★★:普通に面白い。2年に1回再読したい。
★★★:結構面白い。1年に1回は再読したい。
★★★★:非常に面白い。やることないなら再読したい。
★★★★★:最高!聖書代わりに枕元に必携。