四国珍道中(第7夜)讃岐うどん八番勝負「前編」


■3日目9:30 坂出駅
さて、一時は10:00着も覚悟しておりましたが、高速道で大幅にリカバーし、なんとか30分遅れで坂出駅に着き無事、友人Y氏と合流。昨晩メールしといて良かった…。


さぁさぁ、いよいよ讃岐うどん八番勝負」の開始です!


■3日目9:50 彦江
どうでしょう本2ではおなじみの「彦江」さんは、なんと事前に購入した”るるぶ香川2006”の”讃岐うどん100選”には載っていませんでした。そのためちょっと道が分かりにくかったです。

おお、本と一緒です。

このように裏道を行きます。

すると、路地の角を曲がったところにいきなり現れるのですが、よく見ないとうどん屋製麺所)と解りません。
香川のセルフは初めてなのですが、ここでは、冷たい麺をどんぶりにおばちゃんが入れてくれます。「熱いのがよかったらそこで湯掻いてね」と言われ、「ダシはそこだから」と脇の床に無造作に置かれているなべを指します。多少知識があったものの実際にこういうようになるとなかなか驚きの連続です。


さあ、第一番勝負です。どう本2と同じくきつねさんを乗っけてみます。

うまい!シコシコの麺とそれを引き立てる透き通ったお汁。あっという間に腹の中に納まりました。もっと味わいたいところですが、次の勝負へ向かいます。


■3日目10:30 冨永
どう本2では定休日だった冨永。われわれが代わってリベンジを果たしました。

冨永さんは一応案内板が交差点などにも出ていましたので比較的わかりやすかったです。

ですが、近づくとおもいっきり普通の民家です。

普通の民家の玄関ですが、なんと土足で入れと書いてます。本当にいいのかな?

しかも中は、座敷とテーブル席になっていて、座敷のみ靴を脱いで上がるようです…が、やはりどう見ても普通の民家です。

冨永さんでは玉の数を選べませんでしたがおそらく2玉くらいの量がありました。若干平麺っぽいですが、ツルリと入ります。ダシの味が他の店とは違う不思議な感じで、美味しいんですが若干薬っぽく感じる人もいるかもしれません。また、私はうどんにゲソ天を付けましたが、どんぶりの中に入れずおばちゃんお勧めの「ヘルメスとんかつソース」で食べてみます。大阪の人は割かし知っている人も多いと思います。あのヘルメスソースです。これがまた、うまい!
しかし、予想外の2玉とゲソ天を付けたため、2軒目にしてちょっと休憩の欲しいところ…。


■3日目11:00 なかむら
さて、次は冨永さんから車ですぐのところにあるなかむらさんに向かいます。こちらもちょっと分かりにくいとこにありました。車で行く方は変に裏道に入らず、川沿いの道をそのまま走っていれば駐車場が見えます。

しかし、なぜかひっそりとしています…?

なんと定休日!!


tech_k:
「いや〜残念!」
友人J:
「なんか、心なしかうれしそうじゃありません?」


■3日目11:05 大ショック襲来
実はこの後、藤村D絶賛の鳥坂まんじゅうをちょっと遠出して買いに行こうとしていました。
しかし、何気なくどう本2を見ていた友人Y氏が発見します。


友人Y:
「今日、定休日って書いてるけど…?」
tech_k:
「なに〜? とりあえず電話してみなさい!」
友人Y:
「…誰も出ない」


ここからだと往復して次の山越さんまで1時間くらい。このロスは大きいので泣く泣くあきらめることとなりました…いつか食ってやる!


しかし、言うなれば1時間スケジュールが繰り上がったわけで、ここで私はある計画を思いつきました。
が、讃岐うどん八番勝負には関係がないことなので、後ほど。


■3日目11:45 山越
続いて、一番有名な山越さんに参りました。

なんか立派な建物と古い建物がドッキングしています。

ここではやはり、かま玉(熱いの)。熱さで程よく半熟になってきて、ダシを適度にかけてツルンといってしまいました。うまい!何杯でもいけそうです。

食後は、思ったより広い店内を見て回ります。ここはもしかして対決列島四国対決の対決場所では?という場所です。この数年で改装したらしく、面影でそうでないかと想像しました。

店の奥には庭園調の食べる場所があり、大人数で入れます。その奥には土産専用の店があり、地方発送などを受け付けていたり、ソフトクリームなどを売っていました。
帰り際は12:00を越えていたのですが、いつのまにやら大行列が…さすが誉れ高き名店。

昼前に来てよかった…


余談ですが、この行列からも想像できるように、12:00を超えると大行列です。ということは、自然、駐車場には列をなして次から次へと車が入ってきます。大きい駐車場ではないので、出るのに結構苦労しました。


■3日目12:20 がもう
さぁ、次へ参りましょう。続いては少し離れてがもうさんです。
ここも非常に分かりにくい裏道にあります。ですがお昼時ということもあり、ひっきりなしに車がやってきます。

店内は狭く、ハッキリ言ってきたないのでみな外で食べます。しかし外もそれほど椅子があるわけではないので、立ち食いの人もいます。

どう本2のようにゲソ天を付けました。
うまい!いや、これめっちゃうまいです。私の一番のお気に入りはがもうに決定です!
麺のコシ、ダシの効いた汁、プリップリのゲソ天、どれも最高です。汁は冨永さんにちょっと近い感じがしました。
4軒目にしていよいよ運命の出会いをしました。今度がもうさんに言ったら3杯は食べよう、と心に誓います。



こうした田園風景を眺めながら、ゆったりと食します。いいところです。


しかし、このがもうさんですでに4杯目。そろそろ私を含め他の友人たちも限界が近づいて来ています。
それなのに、何かに取り付かれたようにうどん屋を巡る私たちのこの勝負はいよいよ後半戦に突入するところで、続きはまた明日にしたいと思います。


…決着まであと3杯。