■独断偏見ミシュラン:★★★★★
今月の電撃文庫はなかなか食指の動く本が少なく、唯一購入してみる。なので自然と半分キャラ買い。
どちらかというと短編集的な感じで、1話完結の物語が数本。なんというか、各キャラは嫌いじゃないし、ストーリーとしても短編的ではあるがこれはこれでしっかりと書かれているんですが、なんかもやもや感が残ります。
伏線が伏線と理解できないもやもやというでしょうか。まず、明日香が良文の高校に進学した理由がわからない。次に明日香の良文に対する距離感が見えない。明日香の生きる信念が見えてこない、などなど。
明日香が別に正義の見方ぶってどんどんマガツモノを狩らないのはよく分かりますが、かといって犠牲者を積極的に助けるでもなく、でも倒すときは積極的に倒すなど、定まらない明日香の心情が中途半端さを醸し出すような気がします。
しかし、キャラ設定などは好きな傾向ですし、読みやすいので続刊が楽しみではあります。


■今日の決めゼリフ


……人生にはあやまちも必要です。(by 大賀良文)


良文と二人きりでいても絶対にあやまちはおきないと強固にいう明日香に対する良文の心情。
がんばれ!


ミシュランの星
:死ぬまでにあと1回読めばいいか…。
★★:普通に面白い。2年に1回再読したい。
★★★:結構面白い。1年に1回は再読したい。
★★★★:非常に面白い。やることないなら再読したい。
★★★★★:最高!聖書代わりに枕元に必携。