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- 作者: 松野秋鳴,超肉
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2005/11
- メディア: 文庫
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第1回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞受賞作。「半分の月がのぼる空」でイラストを担当した超肉氏がイラストを担当しているので購入してみる。
松野氏のデビュー作ですが、優秀賞を受賞するだけあって楽しめる作品だと思います。まぁ、いきなり宇宙人に教室ごと拉致?されて戦闘に巻き込まれるわけですが、ライトノベルを読みなれている人には別に違和感も唐突感もないでしょう。お気に入りキャラは・・・一之瀬沙希か神鳴響子。
テンポよく進むストーリーと、1話完結ストーリーで話が進むので起承転結がハッキリついていて読みやすいと思うし、ありきたりな高校生たちと宇宙人のハートフルコメディというのもなんも考えずに読んで楽しめます。青葉の一之瀬への思いが空回りするのもほほえましいですね。
既刊3巻で完結のような感じですが、ぜひ続きをもっと出して欲しい作品です。松野氏の別の作品での活躍も楽しみにしています。
■今日の決めゼリフ
「それでも……人間は、悲しくなっちまうんだよ」(by 青葉優作)
自分を犠牲にして青葉を助けようとする宇宙人。死という概念がないゆえに気にすることはないという宇宙人に対しての青葉の叫び。基本コミカル基調ですが、ときどきこうしたシリアスを入れるのもアクセントがあって良い作品です。
■ミシュランの星
★:死ぬまでにあと1回読めばいいか…。
★★:普通に面白い。2年に1回再読したい。
★★★:結構面白い。1年に1回は再読したい。
★★★★:非常に面白い。やることないなら再読したい。
★★★★★:最高!聖書代わりに枕元に必携。