デモンズサモナー 王権の剣 (GA文庫)

デモンズサモナー 王権の剣 (GA文庫)

■独断偏見ミシュラン:★★★★★
一読した感想は「なんか古い」だったんですが、よくよく見ると1997年にサークル文庫から一度刊行されているものに加筆修正したそうです。だからですね。それにしても、最近創刊したばかりのGA文庫には、もう少しがんばって欲しいと思います。
血筋の束縛、生きる道、といったとこでしょうか。お気に入りキャラは神薙昭子。
設定とかストーリーとかは独自性があって楽しめると思うんですが、危機に陥ると必殺技?がボコボコ出てくるのは何なんでしょう。カラータイマーがピコピコしないとスペシウム光線を出さないウルトラマンですか? 危機になってもそれですり抜けたら、なんんていうか、一味足らない気がして残念です。また、ストーリーがあちこち飛びまくって流れについていけなくなることもしばしば。中里氏の本は嫌いでないので2巻以降に期待したいと思います。


■今日の決めゼリフ


「ゾンビになんかなりたくないわ。だから真昼、ここでお別れ。いつまでも、元気でね…」 (by花岡樹里)
次々と朽ちはて、そしてゾンビとして追いかけてくるかつての級友。自分も朽ちはて始めた体をみて、人としての尊厳を守るためにまた、自ら炎に飲まれることを選んだ彼女の気高さが印象にのこりました。


ミシュランの星
:死ぬまでにあと1回読めばいいか…。
★★:普通に面白い。2年に1回再読したい。
★★★:結構面白い。1年に1回は再読したい。
★★★★:非常に面白い。やることないなら再読したい。
★★★★★:最高!聖書代わりに枕元に必携。