何気ない一言
今日の会社での昼休みのこと、休憩スペースでコーヒーを飲んでいると先輩女史Aさんと一緒になりました。Aさんは名古屋から転勤して来て、現在一人暮らしです。
Aさん:
「今朝さ、友達から電話があったんだけどね」
tech_k:
「ええ」
Aさん:
「切るときに『いってらっしゃい』って言われてさ・・・なんか、久しぶりに聞いたその言葉が妙にうれしくなっちゃってね」
tech_k:
「あ、わかりますよ。一人暮らしだと、誰もいない部屋から出かけるときも帰るときも『いってらっしゃい』も『おかえり』もないですもんね」
Aさん:
「そうそう。だから『いってらっしゃい』なんて久しぶりに聞いて、ホントうれしかったなぁ・・・」
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それから、しばらくは他愛もない話をしていると、ふと気づいたようにAさんが立ち上がりました。
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Aさん:
「あ、もうこんな時間だ、打ち合わせ始まっちゃうよ・・・さぁ、頑張るかなぁー」
tech_k:
「また打ち合わせですか、大変ですねー」
Aさん:
「うん、いってくるね」
tech_k:
「はい。『いってらっしゃい』」
すると、私の言葉にしばしキョトンとしていたAさんですが、私の意図に気づいたのか、
Aさん:
「いってきます!」
そういって、元気よく、でも少し照れくさそうに去っていきました。