南九州不完全制覇700キロ 第七夜


え〜、まずお詫びから・・・
最終夜にしようと思いましたらさらにボリュームが出たため、急遽次回を最終回へ変更しました・・・。
さてさて、、、


■3日目11:50 「後藤姫だるま工房」さん
いよいよ本日のメイン「後藤姫だるま工房」さんに到着しました。
昨年のどうでしょう祭でも見かけた看板がお出迎えしてくれます。



こちらは当然個人宅しかも工房ですから、たずねてくる人のための駐車場はありません。
ご自宅の前に1台分だけ車を置くスペースがありましたので、そこに車を止めさせていただきました。


さて、ちょうどこの日は工房の若職人さん方は不在で、後藤さん(お母さん)が一人で色塗りをしておりました。


突然の来訪でしたが温かく迎えてくださり、なおかつ工房にあがらせていただくこともできました。
工房の大きさは、そうですね・・・4.5畳×2部屋程度の広さです。
そこに所狭しと作成中の姫だるまが並んでいました。




さすが「聖地」だけにすでに多くの人たちが訪れており、その痕跡を残しております。
お母様も今では訪れるどうでしょうバカのお相手もなれていらっしゃる。
いろいろとお話を聞くことができました。


(その1)
熊本のファンの方が、これやったら面白いということで持ってきたそうです。



「全国どうでしょうバカ分布図」
だそうです。訪れた人が自分の住んでいる場所にまち針を刺していきます。
しかもまち針は血液型で色分けされています。
貼り出した初期の頃は血液型分けはしていなかったそうですが、別の方がこれしたら面白いんじゃないかということで持ってこられたそうです。
どうでしょうバカのみなさん、いろいろ考えています。


さっそく、私と友人J氏も刺します。
最近ということで関東・近畿・福岡が多いです。
意外にも北海道地域が少ないのですが、放映直後は北海道の方ばかりで訪れていたそうです。
この日本地図が最近なので、逆に北海道以外の方が多いみたいとお母さんが言っていました。


もし、次回訪れることがあれば、自分のオリジナルの針を作って持っていくのも面白いですね。


(その2)
どうでしょうバカの方々がすでに怒涛のごとく訪れていて、そのときにいろいろと持ってきたものが置いてあります。
昨年の大祭のときの写真や雑誌の切抜きなど、何冊もファイリングされています。
特に、ここを訪れた方々のお礼の手紙がたくさんファイリングされています。
それも納得です。なぜならお母さんは本当に素晴らしい方ですから、お礼の手紙を出したくなるのももっともです。
突然訪れた我々に、いやな顔せず「どうぞ」と気軽に工房に上がらせていただきましたし、いろいろ物珍しげに写真を撮る我々を温かく見守ってくださり、なおかつ、数々のいろいろなどうでしょうに関する出来事や思い出を語ってくださいました。
いろいろとレアなものもありましたが、みなさんが訪れたときの楽しみに取っておいた方がいいと思うのでここでは紹介は止めておきます。
また、オリジナルでいろいろと作って送ってきた方もいたそうです。その出来はすばらしく、私も思わず欲しくなりました。世の中器用な方も多いものです。
その他いろいろなエピソードなどもぜひ、皆さん自身でお母さんから聞いていただければと思います。


こうしたどうでしょう関係の出版物にはどうでしょう班のサインが・・・



(その3)
「お見合い場所を撮らせてください」とお願いして場所を聞いたのですが・・・工房ののすぐ裏とのこと。
もっと水田の真ん中かと思ってましたが、なんとも、投げやりなどうでしょうらしい場所での撮影です。



(その4)
訪れた方々は聞くのでしょうか?
我々は姫だるまの話もちゃんと聞きましたよ。


ここ竹田地域の昔からの風習として毎年1月2日の朝(と言っても早朝だそうですが)に、姫だるまを各家に投げ込むそうです。そのため各家は家の扉を少しだけ開けておくそうです。
家に投げ込むのは1軒につき1つだけ。最近では老人会や子供会、青年団などが手分けして投げ入れているそうです。そして後日、だるまの大きさに見合ったお金を(このお金は老人会や子供会や青年団の運営資金のお金)を貰い受けに回るそうです。
押し売りじゃないか!なんて笑いながら話を聞いていました。
だるまの大きさが違うとご近所として気まずい雰囲気になるので今ではどこの家にも投げ込むだるまの大きさは統一しているそうです。まあ、子供が生まれたとか嫁さんが嫁いできたとか、おめでたいことがあった家にはご祝儀として一番大きいものを投げ込むそうですが、それって結局、後日の集金のときはそれに見合った額を払うわけですから、逆に損じゃないか!なんてのも面白い話でした。



昔は5軒あった姫だるま工房も今ではこの後藤姫だるま工房さんのみということで、昔は竹田地方の全域でおこなっていたそうですが、いまではそれほど広い地域ではないそうです。
その他、だるまに描かれている紋様の意味であるとか、姫だるまの発祥の話であるとか、いろいろとお伺いすることがでしました。
1月2日に竹田中で必要ということで、当然この時期はそこへ向けての製作が佳境の時期。そのお忙しいときに突然たずねた我々に、いやな顔せず丁寧に説明していただき、本当にありがたかったです。


(その5)
我々は一番小さい姫だるまを売っていただきました。ただ、完成品が一つもなかたので、目の前でお母さんが作って(といっても最終段階だけですが)くださいました。まさにできたてほやほやをいただきました。ありがとうごさいます。
さらに、姫だるまを持って、お母さんと記念撮影までしてきました。ええ、我々バカ丸出しです。



さあさあ、そうしたお忙しい時期でありますから、我々も長居をするわけにいきません。たっぷりとお話を聞き、工房を見学してお暇しようとする我々に、ふとお母さんが薦めてくださいました。

この姫だるま工房さんから奥に2kmくらいのところに「白水(はくすい)ダム」というところがあり、それは素晴らしい滝になっているということです。藤やんたちも大層お気に入りでもう2回は行っているとのことだからぜひ見に行っては、と薦めてくださいました。

そして去り際には、なんとお家でとれた「柿」をご馳走してくれました。
柿は程よいジューシーな甘みで、美味しゅうございました。ありがとうございます。


■3日目12:30 「白水ダム」(はくすいだむ)
姫だるま工房さんからさらに、山道を奥に入って行った白水ダムにある滝、さしずめ「白水の滝」でしょうか。どうやら名前は着いていないようです。地図などではダムよりも、そのダム湖である「白水ノ溜池」の方が載っていますね。
事前に道順をお伺いしていたので迷わなかったですが、案内板はダムのものしかないのでちょっと道がわかりりずらいですね。
行かれる方のために、要所要所にある看板をご紹介しておきます。


まず、最初の関門はこの看板。どっちに行ってもダムとありますが、ここはまっすぐ進みます。決して左折しては駄目だそうです。



次はこの看板。急カーブの登り坂の途中にいきなり出てくるので見逃してしまいそうです。
ここは、案内の通り横道に入ります。



後は一直線になります。ただ、この先に途中で分岐の道を作っている途中でした。
左曲がりの下り坂のカーブの途中に垂直に合流する形で登の道を作っていました。
案内板が出るか分からないので念のための記載しておきます。ダムはそのまま道なりに左カーブを進みます。


そのまま進みますと、やがて彼方に滝が見え、道も突き当たりに。突き当りが駐車場を兼ねているのでUターンも苦ではありません。


さて、この「白水ダム」はよい眺めです。感動ものです。






ダムの上の方に登る道もありました。非常にわかりづらいです。
一点ご注意ですが、ダム脇に階段などがありますが、手すりなどまったくありません。
万が一足を滑らせて転落とかしたら非常に危険ですので慎重に。もし一人で来ていてそんなことになったら、人っ子一人いない山奥なので確実にやばい状況です。


さて、この白水ダム。ダムの滝としては全国でも珍しいのではないでしょうか。
その名の通り、白い水のさざ波が流れ落ちているように見えます。
この滝は、単にダムから溢れている水になりますので、渇水の時期は見れないようです。


いや、ここは教えていただいて良かった。来なかったらきっと後悔してましたね。
めちゃめちゃ和みます。
ぜひ、みなさんも見てきてください。


というところで、この続きは次回(最終夜)にしたいと思います。