香港珍観光旅行 第２夜
■２日目10:15 香港マカオフェリーターミナル(Hong Kong Macau Ferry Terminal)
香港からマカオへ渡るには高速フェリーがメジャーだそうです。頻繁に発着していて何と24時間運行しています。全席指定席で香港とマカオを片道1時間で結びます。
我々はすっかり寝坊モードでこの時間にＭＴＲ「上環」駅すぐ目の前にあるフェリーターミナルに来ました。
高速フェリーがメジャーで、普通観光客はマカオに渡るにはこれを利用するわけですが、もう一つ「ヘリコプター」で行くことも可能です。
飛行機はともかく、ヘリに乗ることなんてまずないですから一も二もなく乗ることに決定。
フェリーターミナルの建物の上がヘリポートになっており、ヘリのチケットも高速フェリーのチケット売り場のすぐ横にあります。
ヘリコプターはフェリーで1時間（片道）のところを16分（片道）でマカオまで行けてしまいます。ただし料金はHK$1,900。た、高けぇ。
友人J：
「飛行機であんな目にあったのに、すぐまた空飛ぶものに乗るなんて、我々懲りませんねぇ」
tech_k：
「まあ、まあ、なんたって『トップガン』だから」（サイコロ３の大泉さん言）
そう、ヘリと言えばサイコロ３。現在は残念ながらあの路線は定時便ではなく、6人以上（だったかな？）で事前に予約が必要な臨時便になってしまいましたから、こういう機会でないとヘリコプターなんて一生乗りません。
ヘリはおおよそ30分ごとに飛んでいて、我々は11時のフライトが取れました。
出国というか出境審査場を越え（同じ中国間の移動なのにパスポートが必要な上、出境の印を押される）、控え室に向かいます。
出境すると案内板が立っています。
おお、こうした専用エレベータで上がるんですね。
そして4階（日本でいうと５階）に上がって控え室に入ると目の前は荷物検査場。
やはりヘリでも荷物検査のエックス線と金属探知機をくぐります。
さらに、なんと体重計にも乗せられました。
荷物検査場の続きで控え室が広がります。
ヘリの定員は１２名。ですのでそれほど広くはありません。
機内ではサービスできませんからこうして控え室に飲み物や食べ物が置いてあります。もちろん無料なので、自分で好きなだけ取っていいのですが、Freeと書いてないので一見、有料か無料かがわかりません。
…というか、HK$1,900も払う人はこんなとこでガッつかないんだろうなぁ。
このヘリを利用する利点としては、マカオの入境票を自動で打ってくれます。高速フェリーの場合は飛行機と同じく手書きしなければなりませんが、ヘリの場合は控え室でくつろいでいると後はサインするだけの状態の入境票をパスポートと一緒に持ってきてくれます。
…おや？その他に何か渡されましたよ？
なんとイヤーウィスパーです（笑）。そりゃヘリはうるさいもんなぁ。
■２日目11:00 マカオへTake Off
時間になると係員が誘導してくれます。
控え室を出て、こうしたなんか雰囲気を醸し出すエスカレーターでヘリポートに上がっていきます。初めての体験にドキドキです。
tech_k：
「トップガンだなぁ」
tech_k：
「おおぉぉおおぉ！」
などと一人で感動しています。（友人J氏は2回目）
そうしていると、手招きされて席へ案内されます。
おぉ！最前列！しかも窓側！！
友人J：
「そこ、サイコロ３で大泉さんが吐いた席ですねぇ」
tech_k：
「………」
さあ、いよいよ出発です。
おぉ、浮きましたよぉ！
すばらしい眺めですね〜。窓際万歳！
いくら海運の街でも、あれは船かたまり過ぎ…
おぉ、あれが高速フェリーですね。道中何隻も追い抜きました。速い速い。
■２日目11:16 マカオ着
などと興奮していると、あっというまにマカオへ到着です。
マカオもフェリーターミナルの上がヘリポートになっています。
いやぁ、これはいい体験しました。さすがにお金ないから片道のみですが最高でした。
ぜひまた利用したいですね。今度は夜、帰るときに使えば夜景が綺麗かな。
到着後は、これまた係員に誘導されて入境審査場へ。
ああ、そうでした。ヘリ搭乗者の特典として優先入境です。
高速フェリーから降りた人が並んでいる列とは別の審査場、外交官となどの優先窓口に連れて行かれて、優先的に入境できました。至れり尽くせりです。
なお、乗り心地はいいとは言えません。
それと、シートは4人×3列のシートで、一番後ろの席は窓が無かったので、外が見れるかは運のようです。
こうしてヘリ初体験を終え、マカオに入ったところで続きは次回にしたいと思います。
……そういえば、まだどこを回るか決めてない二人。
＜参考：ヘリのパンフレット＞
