香港珍観光旅行 第3夜


■2日目11:30 外港客運碼頭(Macau Ferry Terminal)
マカオ側のフェリーターミナルに着いてみたものの、どこに行くかさえ決めていない二人。
とりあえず観光案内所がありましたので観光地図をもらい(もちろん中文版か英文版しかない)、行き先を決めます。
とりあえずは、マカオ世界遺産でもメジャーな「大三巴牌坊(聖パウロ天主堂跡)」でも行こうかなどということで、マカオ一番の繁華街新馬路」へ向かうことに。
タクシーもいいですが、どうせならバスにということでバス乗り場へ・・・


行き先案内に書いてあるには、「大三巴牌坊(聖パウロ天主堂跡、ガイドブックによっては聖ポールとなっている)」に行くには3番3A番のバスに乗れとあります。ひっきりなしに来るバスに「3A」を見つけとりあえず乗り込みます。



そうして少し走ると海が見えてきます。


tech_k:
「……なんで海が右手に見えるんでしょうなぁ」
友人J:
「ああ!」


フェリーターミナルから新馬路に行くには海が見えたとしても左手に見えなければなりません。
どうやら3Aでも反対行きに乗ったようです。


友人J:
「まあ、遠回りでも行くことはわかってるんだから大丈夫ですって」


しかし、これがこの後の思いがけない展開になるとは、つゆも思わない二人・・・


■2日目11:50 ????
というフォローの言葉を背にボーっと外を眺めることしばし。
やがてバスは地下に入って行き、気がつけば大きな地下バスターミナルに着きました。ここではなんかほとんどの人が降りていきます。


友人J:
「なんでtech_kさんとバスに乗っているといつもバスターミナルに連れて行かれるんでしょうねぇ」
tech_k:
「………」
友人J:
「なんか北大路(日本の京都市)のバスターミナルみたいですねぇ」


えー、昔、京都でちょっとありまして…


友人J:
「降ります?」
tech_k:
「とりあえず降りてみよう」


ということで地上に出ることに。
地上に出ると、なんか多くの人がワラワラと大きな建物に向かって歩いていきます。


友人J:
「ありゃー」
tech_k:
「ここって、もしかして」



そうです、なんと關閘に、マカオの中国国境との境(まあマカオも中国なんですが)に来てしまいました。


■2日目12:00 關閘から珠海市へ
来てしまったものは仕方が無いので、いっそ越境してパスポートスタンプラリーでもしようかということに。


日本出国→香港入国→香港出境→マカオ入境


と、ここまですでにパスポートには4つの印が押されています。これに、


マカオ出境→中国入国→中国出国→マカオ入境


と、さらに4つの印を押してもらおうじゃないかという魂胆。
友人J氏もマカオ側から中国に入ったことはなく、まあいいかなということに。


マカオ側の出境審査はすぐに済みましたが、中国側の入境審査場が激混み。30弱ある審査窓口の内、外国人窓口がたったの2箇所。結局40分近く並んでやっと中国に入ります。


友人J:
「やっぱりtech_kさんと一緒だと列が進みませんねぇ」
tech_k:
「………」


■2日目13:00 珠海市で昼食
スタンプラリーが目的ですから別に観光はしません。
ただし、建物を出ると目の前に一大地下ショッピングセンターが広がっています。



でかいです。これは入口で、あとは奥へずっと続いています。


奥のでっかい建物はマカオへの出境場です。


この大きい広場の地下一面に店が広がっています。でけぇ。
さて、時間も程よいのでさっそくここで昼食をとろうということに。
ほどよく混んでいる店を選んで注文します。
私はせっかく中国に来たんですから、本場の麻婆豆腐を食べることに。ついでに二人でつまむべく、チャーシューを頼みます。


友人J:
「麻婆豆腐って…ここって四川省じゃありませんよ?」
tech_k:
「………」




このチャーシューがめちゃめちゃジューシーで美味しかったです。ちょっと甘みの利いたタレもいい。で、肝心の麻婆豆腐というと…ああ、普通です。ただし、ご飯が日本米と違ってパサパサでしたので、というかやっぱりこっちの米は普通に炊くと食べづらいですねぇ。しかも量が非常に多い。比較に携帯置いておきましたがわかりますでしょうか。


■2日目13:30 再びマカオ
さて、昼食も終わり、再びマカオへ戻ります。やっぱり外国人窓口は2つ。長蛇の列です。
そしてようやくマカオへ入り、またバスターミナルから今度こそ新馬路を目指します。


バスに乗っているとちょうどビルの工事現場の横を通ります。



なんと足組みが全部「竹」でできてます。この柵みたいなの、全部竹なんですよ?文化の違いに驚きです。


■2日目14:30 議事亭前地(セナド広場)
さてやっと新馬路につき、その中心地のセナド広場に向かいます。
ポルトガル領時の中心地でヨーロッパのような町並みが続きます。



この広場には牛乳プリンの有名な店があるんですが、それは後のお楽しみとして、町並みを楽しみながら世界遺産の「大三巴牌坊」に向かいます。町並みはアジアにいるのにまるでヨーロッパにいるような錯覚を起こさせます。



こうした路地も味があっていいですね。

やがて「大三巴牌坊」も近づくと土産物屋さんの通りになります。



tech_k:
「日本で言うと、清水寺行くとこの土産物屋通りみたいなもんか。」
友人J:
「……わかりやすいけど、嫌な例えしないでください。」


すると1軒の土産物屋さんの前で、お菓子を配ってます。
一つもらって食べてみます。



焼杏仁餅のようです。要は杏仁の粉を焼いて固めたクッキーですね。
ちょうど焼き立てを配って、どうぞ買ってってというみたいです。


しかし、これがまたうまい!!!甘さと香ばしさが素晴らしい。日本にはない味です!!
ただ、友人J氏は


友人J:
「これ、水分ひとっつもないから口や喉にひり付きますねぇ。パサッパサですやん。まあ美味しいけど」
tech_k:
「………」


とのこと。


お土産にしようかなぁ、自分用に買おうかなぁと考えつつ、まあ後でいいやということで、とりあえずは「大三巴牌坊」へ向かうところで、続きは次回にしたいと思います。