香港珍観光旅行 第4夜


■3日目14:50 大三巴牌坊(聖パウロ(ポール)天主堂跡)
さて、お菓子の誘惑を振り切り、やっと到達した大三巴牌坊。えらい遠回りをしてきた気がします。





いや、どのガイドブックでも一押しなだけあって、すごいですねー。
教会の正面の壁しか残っていないこの遺跡ですが、その荘厳さに圧倒されます。


裏側には鉄骨の階段と通路が設えてあり、2階部分の裏側からマカオの街を見渡せるようになっています。



さらに、この遺跡のすぐ上に大砲台があり、それも世界遺産ということですのでついでに行くことに。



友人J:
「資料館も併設されてますね。どっちにいきます?」
tech_k:
「もちろん、砲台の方」



などという選択が、また後々の不幸になろうとは・・・。



その砲台ですが、天主堂跡から石垣がそびえ立っていて、結構階段を登ります。汗だくです。




苦労して登ったその先は、砲台というだけあって、平らな頂上の周囲の壁沿いに大砲が並んでいます。高いところですから、涼やかな風も吹いています。





友人J:
「帰りはこの資料館の中を通って下りましょうか」





どうやら、先程の資料館が砲台の頂上まで続いているみたいでしたので、その建物を通って下に降りようということに。


友人J:
エスカレーターですねぇ」



頂上の建物の入口から入るとエスカレーターがあり、それを下ると資料館の入口があります。
なんとその入口に向かって、さらに下のほうからエスカレーターが続いてきています。



tech_k:
「下まで続いてるし、登りのエスカレータもありますなぁ」



資料館に用はありませんから、とりあえず下の方へどんどん下っていくと・・・



友人J:
「さっきの天主堂跡のところですねぇ」
tech_k:
「………」
友人J:
「汗だくになって登ったのはなんだったんでしょうねぇ。こっちから行けば楽だと先に言っておいて欲しいですねぇ」
tech_k:
「………」



<豆知識>
天主堂跡から砲台に登ろうとする皆さん。階段も風情がありますが、しんどいのが嫌な人は、まよわず資料館(Museum)の方に行き、資料館の入口を入らずにそのままさらに登れば楽して頂上に行けますよぉ。



■3日目16:00 義順牛乳公司で牛乳プリン

さて、気を取り直してセナド広場に戻って牛乳プリンを食べます。
噴水の近くのピンク色の建物の1階にその店はあり、冷蔵庫にプリンが山ほど並んでいるので分かりやすいと思います。




この時間でも混雑しています。ちょうど入れ替わりで席が空きましたので、運良くすぐに座れました。
早速、牛乳プリンを注文しようと思いますが、メニューが全部中文表記のため、どれが牛乳プリンか分かりません。なんたってメニューが異様に多い・・・。雰囲気的には、熱いのと冷たいのや、トッピングなんでしょうがサッパリわかりません。
ガイドブックに載ってるメニューを探しても同じ文字が見つからず、最後は店員さんに「Milk Pudding」と言ってなんとか通じました。結局どれだったんでしょう・・・。



さて、肝心の牛乳プリンですが、舌触りとしてはやわらかいですね。日本のプリンは“プルン”としてますが、こっちはヨーグルトとプリンの間ぐらいの感触。また、甘さがくど過ぎないのはいいですね。たぶん、トッピングを乗せるからでしょうか。それもありますが、これを食べたあとだと日本のプリンは何か足しているようなくどい気がします。例えるならスッピン(ないしは薄い化粧だけ)の人と厚化粧で塗りたくっている人の差みたいなもんでしょうか。まあ、それでも私は日本のプリンも美味しいと思う人間ですけど。
この他に卵プリンも有名みたいですが、注文の仕方が分からず断念。隣のテーブルでは牛乳プリンの上に餡子っぽいものを乗せているものを食べたり、牛乳プリンの次に卵プリンを注文したりした人もいました。



■3日目16:30 澳門旅遊塔「Macau Tower」(マカオタワー)
牛乳プリンを早々に平らげ、次はマカオタワーに向かいます。セナド広場からタクシーで行きました。
やはり、こういう高いところが観光スポットにあるならぜひ行かねばなりません。旅の自分ルールです。



タワーに隣接する建物の1階エントランスを入ると目の前にチケット売り場があります。
なんか、タワーの外側を歩くツアーやバンジージャンプのチケットも売ってますが、とりあえず登るだけに。チケットを購入し、タワー地下のエレベータに向かいます。



途中に模型もありました。タワーの根元のバームクーヘンの切れ端みたいな扇形の建物が入口の建物。


このタワーは61階と58階に展望室があり、どちらも見学可能です。
まずは上から61階へ向かいます。



61階は密閉されておらず、天井に隙間がある展望室です。屋外展望室の雰囲気です。



高いですねぇ。




ここにはバンジージャンプの台や、SKYWALK(タワーの外側を歩くツアー)のための施設もあります。
メニューはこんな感じです。




友人J:
「tech_kさんバンジージャンプなんかどうです?やりはったら?」
tech_k:
「おぉ、そうだな、気持ちよさそうだし、いいなぁ……でもHK$800以上するからなぁ、高いな…」




などとのん気に話している自分が後ほど、こっ恥ずかしくなるとは、またもつゆとも思わない二人。



私たちが行ったとき、SKYWALKに2人ほど申し込んでいました。
これは上のパンフレットにあるように、ワイヤーに繋ながれている状態で、ぐるりとこの61階展望台の外側を1周するものみたいです。展望室の外側にはこのツアー用に土星の輪のように足場が張り出しています。

十分幅があるものの、柵もないので捕まるものといえば自分を固定しているワイヤーのみ。


友人J:
「これならいいんじゃないですか?」
tech_k:
「おぉ、そうだな楽しそうだなぁ」


とのん気に話していると。その2人がタワーの外側に出た瞬間、展望室の中側から見ようと、2人がいる窓に他の観光客が殺到します。
しかも、その2人が歩いていくのを、中側から見ながら付いて行っています


友人J:
「やっぱ、やめましょう」
tech_k:
「うん……あれじゃあ動物園の檻の中にいるようなもんだもんなぁ」


わらわらと外側を歩く2人に付いていく観光客を尻目に58階の方の展望室に下りていくところで、ここからはさらに長くなるので、続きは次回にしたいと思います。


…二人の長い一日はまだ続きます。