香港珍観光旅行 第7夜


香港だっちゅうのに香港以外で6夜もかけてんのかという指摘もありますが、気を取り直して3日目(観光2日目)のスタートです。


■3日目10:00 香港大学
今回宿泊したIsland Pacific Hotel香港大学と目と鼻の先。
当初は歩いて行こうかと思いましたが、いやぁ、私もあらためて来てみると香港って「坂の街」なんですねぇ。ですからホテルからは歩いても20分程度なんでしょうが、あまりの登り坂に日和ってしまい、ホテル前からタクシーで行くことに。


今更ですが、この香港大学行きの希望は友人J氏です。なんでもこの香港大学には博物館が併設されているのでそれを見たいとのこと。
香港大学は一般の人にも解放されています。というか海外の大学はほとんどそうですよね。
しかし、まぁ、ものの見事に観光ガイドには載っていません。タクシーの運ちゃんには一応「Hong Kong University」と言えば伝わりましたが、時々英語の通じない運ちゃんもいるので要注意ですね。
ただ、博物館(Museum)というのが伝わらなかったので(英語がわからんというよりは香港大学に博物館なんてあったっけ?という感じでした)、とりあえず香港大学の中心で降ろしてもらいました。

それにしてもこの香港大学はめちゃめちゃ大きいですね。

山の中腹に大きなビルと歴史的建造物のようなレンガ造りの建物が入り混じって階段状にそびえています。
敷地も広く、上から下まで歩きまわったら日が暮れますから案内板を頼りになんとか博物館を探し当てます。


■10:15 香港大学 美術博物館
まあ、探し当てるまでにいろいろありましたが、目的のものを見つけましたので早速見学です。
博物館の建物は2つありまして、徐展堂樓馮平山樓です。残念ながら徐展堂樓の方は現在展示物を入れ替え中でした。



徐展堂樓の入口。どっちかというと裏口。
どちらからも入場は可能です。というか迷って徐展堂樓から入りましたが一応案内板は出てます。



これが美術博物館としての徐展堂樓の入口。ただ、正式な入口は馮平山樓の方ですね。



これが馮平山樓の建物と入口。香港大学の下の方の入口横にあります。冒頭の香港大学の入口はここからもう少し登ったとこにあります。

なお、写真撮影は禁止ですので、写真は以上。

1フロアしかなく、こじんまりしていますが、磁器や装具などなかなか興味深いものもあります。なにより建物自体が歴史を感じさせるもので雰囲気がいいですね。


■3日目10:45 香港大学 学生食堂
せっかくだから朝食を兼ねて学生食堂を利用してみようということに。徐展堂樓の横の建物にありました。

まずはメニューが貼り出されていたのでどれにするか考えます。中国語とはいえ漢字ですからなんとなくどんなものかの雰囲気かはイメージできます。


しかしメニューが豊富ですねぇ。さすが香港で一番の大学。
よくみるとモーニングメニューがあります。時間もギリギリ間に合いますのでこれにします。

私は何種類もあるモーニングメニューからAセットの「五香肉丁麺、腸仔煎蛋」を選択。
これにドリンクがセットでHK$15(約240円)とは安い!(なお、冷たいドリンクはHK$1増し)

入口のレジで筆談で注文。レシートを受け取って配膳窓口で出すとメニューを出してくれます。
日本の大学のようにレジで生協カードの提示を求められたりしないので気まずくありません。(あれって悪いことしてないのに持ってないとなんか気まずいんですよねぇ)


これがなかなか美味しいです。ターンオーバーに焼かれた目玉焼きが一番美味しい。
両面焼きの割には目玉が若干半熟でほのかな甘みがあります。
麺の方も、上に載っている辛く煮られた豚肉の味がだんだん染み出して来てスープが絶妙。
ただし、麺はどう見ても袋とじのインスタントラーメン……。

すっかり学食を堪能したところで、少しだけ学内探検に出かけます。
ちなみに、食べた後は片付けなくていいみたいです。そのまま出て行っていいようですね。


■3日目11:05 香港大学 学内探検中
せっかく出入り自由ですからキャンパスの見学を。
歴史的な建物が多いので見て回っても楽しいです。


目に入った、雰囲気のある建物を見ることに。


中庭に噴水が。


床がこれですから。


窓の外には香港の摩天楼も。

まさに「大学キャンパス」って雰囲気で、こういうとこに通いたかったですねぇ。


■3日目12:30 スターフェリーターミナル
名残惜しいですが香港大学を後にしてスターフェリーターミナルにやってきました。


ここから本土に渡るのではなく、ビクトリア・ピークに行こうというわけです。
えー、香港でもっともメジャーな観光地「ビクトリア・ピーク」。そこへ行くにはこれまた有名な「ピーク・トラム」(要はケーブルカーです)に乗って行くわけです。
香港島の「中環」(セントラル)がピーク・トラムの乗り場に一番近いのですが、そこまでは結構な距離があり、おそらくどのガイドブックにも載っていますが、中環にあるスターフェリー乗り場からバスで行くのがいいとあります。


てな訳で、スターフェリー乗り場の目の前にあるバスターミナルからバスに乗ります。
ただし、友人J氏からバスでも行き来できるという情報を入手し、それならあえてマイナーなバスで頂上を目指そうということに。
「山頂」というまさにダイレクトに行き先が書かれたバスに乗り込み頂上へ向かいました。
ちなみにすぐ隣の乗り場はピーク・トラムの駅行きで、そちらは人が一杯並んでました・・・。

これはピーク・トラムの駅行き「15c」番。山頂行きは「15」番です。



こうして街並みを眺めながら行くのもいいですね。


■3日目13:00 ビクトリア・ピーク(どうでしょう聖地探訪)
バスに乗ること約30分。ビクトリア・ピークに到着です。
そのバスですが、山道をグングン登っていくので、それなりに見晴らしはいいです。香港競馬場(ハッピーバレー)なんかも見渡せました。ちなみに席は進行方向右側の方がお勧めです。
また、どうやらこの路線はピークに住んでいる人たちの生活路線みたいですね。高級住宅街を縫うように登っていくのもまた楽しいものです。


これがピーク・トラムの山頂駅。

この建物の上に展望台があります。

こうやってエスカレータを上っていきます。

さて、そのビクトリア・ピークからの眺めです。

ふ〜む。天気が良くないものの素晴らしいですなぁ。
下界ではベタついた風もここでは爽やかに吹いていて気持ちいい。

友人J:
「ここからの眺めは夜の方がいいですねぇ」(←前回夜に来た人)
tech_k:
「………いや、本当ならこうなってるはずだったんだ」(←分かっているけど、往生際が悪い人)



ああ、そうそう、どうでしょう香港大観光旅行で二人が展望台に上がったときに最初に駆け寄った手すりがこのあたりだと思います。が、あのとき、この建物もうあったっけかな?(←こういうとこにやる気の無さが出てる…)

全然、的外れなら申し訳ありません。

などと和んで?いるところで、続きは次回にしたいと思います。