香港珍観光旅行 第8夜

ビクトリア・ピークの展望台に立つといろいろと驚かされます。

爽やかな風。
別世界のような香港の街並み。

でも、一番驚くのは、下界に見える香港の高層ビル群
なんたってそのうちのひとつの最上階は、ここの展望台から見ても水平に望める……ってことはビクトリア・ピークと同じ高さなのかい、あのビルは。


■3日目13:40 ピーク・トラム(どうでしょう聖地探訪)「白加道」駅
さて、さんざん眺めを堪能しましたので、今度はいよいよ「ピーク・トラム」(要はケーブルカー)で下界へと舞い戻ります。(ああ、どうでしょうとしてはトラムがであって、白加道駅は関係ありません)
ただし、すんなりピーク・トラムに乗らないのがこの二人の旅行のパターン。
展望所からピーク・トラム一つ隣の途中駅を発見。


白いところが駅です。それほど遠くない様子。


んじゃ、あそこまで歩いていって途中乗車しようということに。
道を下ること3分足らずで着きます。
線路沿いに下っていけば、途中ではこうしたトラムの迫力ある写真も撮れます。

その途中駅ですがなんにもない駅です。でもそれがいい。


途中で乗車したい場合にはこの機械のボタンを押します。

(登りか下りか)行きたい方の緑のボタンを押すと止まってくれるみたいです。



やがてやってきた下りのトラムに乗り込みます。幸いにも席が空いていました。


……が、このピーク・トラムはすごいですねぇ。


普通の車両ですよ?これ。
ケーブルカーって当然急斜面を走るわけですが、斜面になるとこのトラムは背もたれに体を預ける(椅子に座ったまま上を向く角度に変わっていく)感じです。
日本のケーブルカーだと斜めになるの前提で、車両の中が階段状になっていて、座席も斜面であっても水平になるように作られてますよね。で、結果ケーブルカーの車両はひし形になるわけですが、でもこのトラムは普通の車両ですから、まあ、普通電車とかがいきなり急な上り坂を登っていくようなもんです。
まあ、ここら辺は友人J氏(id:knyacki_j:20070324)が詳しく語っているので、そちらへ譲ります。


■3日目14:00 香港公園
トラムに乗って下ってくるときに、終着点(=登りの始発駅、前回の15C番のバスが行くところ)のひとつ手前の駅付近にちょっと面白い写真ポイントを見つけました。
そこで他の乗客が向かう(おそらく15C番のバスに乗って中環に向かうと思われる)のとは逆の方向に進み、線路沿いに一駅戻ってみました。
あくまで天邪鬼マイナー路線を突き進む二人。


で、その写真なんですが、

う〜む、どうだろうか。個人的には気に入っているアングルなんですが、イメージと違うのはカメラの腕のせいですかねぇ。


さて、ここからほんの100mも歩くと香港公園の入口があります。友人J氏が香港公園内の茶藝館に行きたい!ということ。
ちょうど私たちが入った入口からは公園の反対側にありますので、この香港公園内を散策しながら向かいます。


この公園は斜面に作られていて、結構大きい公園です。幸いにも頂上方面から入ったので下っていくだけです。

途中には人工池もあり緑も多く、また滝も作ってあって市民の憩いの場ですね。結婚式場もあるようです。野鳥園もありました。

また、お洒落なオープンカフェもあったりしました。今度は行きたいですねぇ。


■3日目14:30 香港公園内 羅桂祥茶藝館

やっと見つけた茶藝館。雰囲気のある洋館です……が、着いてみるとなんと4月下旬まで改装工事中


友人J:
「tech_kさんと一緒だと閉まってる率高いですね。残念ですねぇ」
tech_k:
「………」(←台湾で前科あり)


というわけで、この茶藝館に隣接されている茶具博物館を見学。もちろん無料。

友人J氏はあまりのショックにここらへんの記憶が飛んでいるらしいですが……。


■3日目16:00 明茶房(MingCha Star Shop)
ここまで歩き詰めでヘトヘトとなっている二人。(自業自得とも言う)
休憩予定の羅桂祥茶藝館が休みというのがさらに追い討ちをかけています。
そこで、友人J氏が目をつけた近くの茶藝館に行くことに。
近くと言っても香港公園からトラムに乗って少しばかり中環方面に戻ります。
この辺じゃないか?という場所でトラムを降り裏路地へ地図を頼りに入って行きます。

なかなかおしゃれな店構えです。

1階がお茶や茶具の売り場。


2階でお茶を楽しむことができます。


1階には他にカウンターがあり、そちらでもお茶が飲めるようです。お試し用でしょうか。
一服後は友人J氏が例によってお茶を買うために売り場をのぞきます。私もぶらりと見ていたのですが、一目ぼれした茶器があったので悩んだ末購入。

シンプルさに惚れました。
茶器ですが、これで「日本酒」を飲んだら風情だなぁということで購入。茶碗酒ともいいますし。


このあたりも友人J氏の解説(id:knyacki_j:20070323)に任せましょう。


■3日目17:00 灣仔渡輪碼頭(ワンチャイフェリーターミナル)(偽どうでしょう聖地探訪)


香港島側のスターフェリー乗り場(天星碼頭)は中環(セントラル。ビクトリア・ピークへ行くときに寄った乗り場)と、もう一箇所この「灣仔」(ワンチャイ)にもあります。

どうでしょうは中環から乗ったっぽいですが…


どちらからも、本土側の玄関口尖沙咀(シム・シャー・スイ)」へ行くことが可能です。
明茶房さんからは灣仔(ワンチャイ)の方が近いので店からタクシーで向かいました。
香港島と九龍・旺角などがある本土を結ぶ主要な交通機関です。
まあ、MTRでも行けますが、香港に来たら一度は乗らねば。


このスターフェリーは2階建ての船で1階と2階で値段が違うそうなのですが、なぜかこの便では一般料金で全員2階に乗せられました。
でも、このスターフェリーさえ空港で買ったICカードで乗れるんですから(SuicaIcocaみたいにチャージは必要です)、その徹底振りには頭が下がります。



トコトコと船に揺られること約10分ですぐに対岸に到着。


道中振り向くと香港島の高層ビル街がきれいです。


どうでしょうでもスターフェリー内の映像があり、おそらく香港島の摩天楼が後ろに映っていましたね。


こうして夕闇の中、本日の最終目的地「旺角(モンコック)」の電脳街に向かうところで、続きは次回にしたいと思います。