香港珍観光旅行 (まとめ編)

思いもよらず今回の旅行記が長くなってしまったため、次回行くときの覚書としても「まとめ編」として「香港・マカオの知っておくと便利(かもしれない)な」事柄をまとめておきます。


■両替
【香港】
通貨はガイドブックには必ず書いてあるのでレートというか「両替」の体験談です。

日本円で「1万円」が何$になるのか、単なる為替だけではわからない実情をお伝えします。
(当然為替は変動しますので、必ずこうなると言うわけではありません)
その前に、日本では考えられないのが、何種類もある貨幣。発行銀行が複数ある香港では、同じ紙幣でも何種類もあります。偽造は大丈夫なんだろうか・・・。

今回行った3月下旬現在では「HK$1=約15円」で計算すればいい、というのがほぼ共通の見解でした。
では、実際の両替結果というと、
日本円「10,000円」
香港空港の自動両替機:610
街中の両替所①:600
同②:585
同③:600
成田空港:570(帰国後に聞いただけ)

以上の結果になりました。ガイドブックには街中いたるところにある「両替所」のレート方がいいとか書いてましたが、香港空港が一番良かったという結果に(成田が悪いのは想像通りにしても)。
もちろん、両替所があちこちにあるので当たりにあたれば本当にそうかもしれませんが・・・。
ちなみに、この結果での実レートは平均の600(香港ドル)で計算すると「HK$1=約16.7円」。う〜ん、頭の中で15円で計算するとちょっと痛い目にあいますね。
もちろん、これは現金両替の話なので、クレジットカードを使った方が手数料の分だけ、実レートはいいと思いますが、どうなんでしょう?


マカオ
マカオは当然、香港とは別通貨の「パタカ(pataca)」が通貨の単位です。
レートは「1香港ドル=1パタカ」と思ってください。
というか、ぶっちゃけマカオ香港ドルそのまま使用できます。今回行った沸笑楼大餐廳(ファッシウラウ)のような格式あるレストランから、街中の屋台、果てはバス・タクシーやカジノでまで、あらゆるところで香港ドルがそのまま使用できます。
なんたっておつりさえも香港ドルで返ってくるんですから。
ですから「1パタカ=1香港ドル」として香港ドルで支払ってもまったく支障はありません。
ただし、おつりはパタカで返ってくることもありますのでご注意を。
なお、後述のICカードは当然使用できません。香港のみです。


【クレジットカード】
たいていのガイドブックにあるかもしれませんが、ものの見事に「JCB」カードが使える店がありません。VISA、Master、アメックスが主流ですね。注意が必要です。


■交通
【ICカード】
「SuicaとPasmoが相互乗換えで一層便利に!」
現在の首都圏ではそんなことで盛り上がって(?)いるようですが、香港に比べればまだまだレベルが低い話。
香港ではこのICカードは1種類のみ。
日本と同じでデポジットが含まれており、チャージを繰り返すことで入金してある分だけ利用できます。
このICカード、何がすごいかというと・・・
MTR(地下鉄)」「トラム」「ピーク・トラム」「路線バス」「スターフェリー」
という香港内のほぼすべての交通機関で利用できる上に、「自販機」「セブンイレブン」でも使用できるのです。
現金が必要なのはタクシーぐらいです。
まさに万能カードです。(おかげで全然小銭ができなくて苦労したほど)
なお、チャージはMTR駅にあるチャージ機が便利です。今回の旅行記の移動ではだいただいHK$80くらい使ったでしょうか。
空港駅で買えるので、そのときにHK$100くらいチャージしておけば間に合うかと。
余っても手数料を払えばデポジットも含めて払い戻しが可能です。


【トラム】
香港島側には海岸線を東西にトラムが走っています。
トラムとは要は路面電車です。ただ、香港の場合はほぼすべて2階建てのトラムです。

この辺の解説はピークトラムも含めて、友人J氏の解説をご覧ください。(id:knyacki_j:20070324)
付け加えるなら、2階では立っていると罰金です。原則、必ず席に座らなければなりません。運転席に監視モニターがあります。1階が非常に混んでいるときは見逃してくれるようですが。
なお、料金は後払いで、運行は2分間隔程度でしょうか。渋滞もあるので来るときは3台くらい連なって来て、来ないときはとことん来ないというアンバランスかな。でもそれほど待たないので使い勝手はいい。


【路線バス】
バス停には時刻表はなく、何分間隔で運行という書き方です。(それと始発と最終かな?)
路線番号ごとにすべての停留所が一覧になっているので、目的地がわかっていれば利用しやすくはあります。ただし、降りるときは日本のように降車ボタンを押さなければいけないので・・・。
トラムを組み合わせれば飛躍的に効率的な移動ができますが、まあこれを待つならタクシーというのもありでしょう。旅慣れない人はお勧めしないですね。


【タクシー】
そこかしこに止まっているので拾いやすい。走っているタクシーも日本のように手を振れば止まってくれます。英語も通じる人が多いし最悪筆談でもOK。
ガイドブックにもあるんでしょうが、トランクに荷物を入れた場合は1個につき1香港ドル掛かります。また、端数(例えば、15.4ドルとかの場合は16ドル払う)はチップとなります。
今回乗ったタクシーはすべて料金メーターが付いていたので安心でした。ちょっとした移動ではどんなに乗っても20ドルはいかないので手軽に利用できました。
なお、たとえば17.2ドルとかのとき、小銭なくて20ドル払ったら2ドルお釣りをくれました。たぶん欧米はこういうときはおつりくれないんじゃないでしょうか?
まあ、そんな感じです。



マカオのカジノ
今回行ったリスボアの話。
まず、チップへの交換所で大きなチップに交換。
その大きなチップを各テーブルの席についてディーラーに渡す(ルーレットの時は置く台があった)と小さいチップに代えてくれます。それをBETします。
まあ、やりたいゲームがあれば、しばらく後ろから眺めて手順を覚えるのがいいでしょうね。また、グランド・リスボアの場合はスロットコーナーは貧弱でした。
なお、水のペットボトルは無料です。あちこちに積んであります。
ああ、そうでした。遊びでやる分にはいいですが、生活はかけないようにご注意を。



■麺について
香港で「麺」といえばインスタント麺。ちゃんとしたレストランは別ですが、街中のちょっとした店では当たり前のようにインスタント麺が出てきますので、出てきても怒らないように。
また、日清の「出前一丁」が大流行の様子。インスタントの袋麺ですが15種類くらいあります。スーパーで当たり前のように売ってます。

さらに、カップ麺でも出前一丁は種類が豊富。
今回の旅行で大のお気に入りはこれ。

地獄海鮮味だそうです。「地獄」ですよ?
どれだけ辛いかというと・・・舌が痺れます、スープがザラザラしています、汗全開です、確実に血圧が臨界点です
日本に帰ってきて食べ比べました。現在の日本の主流の辛いカップ麺は「辛」でしょうか?
この「地獄」に比べれば「辛」の辛さは・・・いうなれば「マイルド(子供用)」程度でしょうねぇ。でも、私はこの地獄海鮮味が大好きになりました。今度行ったら箱で買ってこよう。


友人J:
「早死にしますよ?」



■電脳街

今回、電脳街巡りにはネットの紹介をいろいろ参考にしました。
香港、電脳街で検索すればたくさん出てきますので、事前にいろいろ見て検討した方が無難です。
ただし、どれもちょっと情報が古いかなと思いました。まあ、実際に自分で行って確かめるのが旅行の楽しみの一つですから多くは語りません。
ちなみに、マザーボード、CPU、グラボなどは日本とほぼ値段変わりません。あえてここで買う意味は低いでしょう。フラッシュメモリー(SDカードなど)は完全に秋葉原の方が安いです。地方のビックカメラ並みの値段でしたよ。
なお、海賊版は日本へ持ち込むのは完全に違法です。私の時は成田の税関で全員が全部荷物開けられてました。(いや、何もしてませんよ?)
また、香港はまだ(?)台湾ほどアキバ化していません。サブカルチャー系がメインの人は期待しない方がいいでしょう。ただし、掘り出し物もあったのは確かなので、そうしたものを見つけにいくのは楽しいかもしれませんが。



■最後に
「香港」というと「ブランド買いの女性が行くところ」というイメージがあったので、正直それほど期待をしていませんでした。
しかし百聞は一見にしかずとは言ったもので、行けばそんなイメージを吹き飛ばすような楽しいことや見所が満載でした。(いえ、往きの飛行機の出来事は違いますよ?)
まだまだ行っていないところも多いし、もう一度行きたいところもあるし、ぜひまた来ようと思います。
こうした場所が増えていくのが旅行の一番の楽しみかもしれません。
では、再びここに来ることを楽しみに・・・

友人J:
「それはいいですが、頼みますから次回は『普通に』飛行機とばしてくださいよ」