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- 作者: 山川進,よし☆ヲ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/05/24
- メディア: 文庫
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小学館が万を辞して創刊した「ガガガ文庫」の創刊ラインナップの1冊です。
学園ラブコメものは好きなのとイラストに惹かれて、創刊ラインナップで唯一購入。お気に入りは橘九月。
歌劇学園という突拍子もない設定に惹きこまれるかどうかで評価が分かれるでしょう。私は好きです。
各キャラがしっかり立っていて、主人公の会澤拓海を中心に描かれる学園風景は楽しいですね。ヒロインの橘九月も元気一杯に描かれていてよい感じです。
ストーリの話をするとネタバレが過ぎるのでなんですが、BSカゲキの正体と九月の暴露でのどん底への落とし方、そしてそこからの主人公のラストシーンへの駆け上がり方、そして感動のラスシーン、ここのドキドキ感とスピーディな展開が特に好きでした。
このまま終わりでもいいかなと思いましたが、2巻が出ましたので、こちらも楽しみです。
■今日の決めゼリフ
「こんな企画がなかったとしても、絶対に俺とお前は親友になっていた」(by加賀雅弥)
いや、友情っていいですね。
ちょっと頼りない主人公のそばに親友の完璧超人がいるのはある意味王道ですが、青春だなーというセリフで気に入りました。
※次点
「行くな!」(by会澤拓海)
お約束と言えばお約束ですが、こうしたときに出るただ一言の言葉。こうしたシンプルなセリフ回しが気に入りました。
■ミシュランの星
★:死ぬまでにあと1回読めばいいか…。
★★:普通に面白い。2年に1回再読したい。
★★★:結構面白い。1年に1回は再読したい。
★★★★:非常に面白い。やることないなら再読したい。
★★★★★:最高!聖書代わりに枕元に必携。