いまさら桜最前線を追って東北地獄ツアーをしてみた 第1夜

2007年5月下旬。
例によって友人J氏とちょっとした旅に出たのですが、なぜか延びに延びてこの時期のアップになってしまいました。そのため情報が古い場合はご容赦ください。
まあ、宿題を年内に片付けようということで、数週間かけて順次アップすればいいか・・・。


え〜、早速の第一夜ですが、なんか序章のようになってしまいました・・・。

■今回の旅行計画(今回はこのパートが長い)
5月は毎週仙台に出張をしておりまして、たまたま金曜日に出張することになった5月最後の週末。(いまさら書いているのは海より深い訳が・・・)
せっかく(会社の金で仙台まで来てるん)だから、この水曜どうでしょうに縁深い「東北」の地の聖地探訪を、とりわけ印象深い「かっこう団子」を食べよう、ということで計画を立ててみることに。
当初は一人でレンタカーで“ぶらり”、と考えていましたが、まぁどうせだからと友人J氏に声をかけてみると、

「行く」

とのことだったので、またもや懲りないこの二人で東北の水曜どうでしょう聖地(ロケ地)を巡ることに。

なんだかんだで二人の希望をあわせるとこんな感じになってしまった。
○かっこう団子は必須
○前沢ガーデンで豪華にランチ
○鬼の茶屋で鬼団子をお見舞いされる
水沢競馬にいきたい(←友人J氏)
○東北地獄ツアーのつなぎ温泉はどうだ?(←tech_k)
○だったら対決列島乳頭温泉の方が(←友人J氏)
○なら小岩井農場も行っとくか
○そういや青葉城址で「ずんだ餅」食べないと

などと、最後の最後まで意見が合わず・・・(毎回一緒に旅行くほど本当に仲良いのか?)

で、宿が最後まで意見の一致を見ず・・・。
最終的にはせっかくだから、ひなびた温泉宿だろうと言うことで乳頭温泉に決定。(いや、乳頭温泉はどこも大人気ですよ?つなぎ温泉の大ホテルに比べれば漂う雰囲気がという意味です)

・・・ですが、乳頭温泉というのは旅行社やネットの旅行サイトでは予約が取れない温泉郷なんですね。初めて知りました(ツアーはどうなのか知りませんが)。
唯一、ネットで予約をしようとすると「田沢湖観光協会」のホームページの中に宿泊予約システムがあって、そこから予約が可能です。

http://www.tazawako.org/index.html

しかし、すでに出発までに1週間を切っているこの時期、乳頭温泉郷にある宿はほぼすべて満杯。予約が取れる宿は2つのみでしたが、今回は大釜温泉さんに決定。
桜最前線の時はたしか蟹場温泉のはずだったのですが、ここは予約取れず。さらに、最近(注:この時期の日記に書いていた)うれしーが奥さんと行ったのは「黒湯温泉」だったかな?
ちなみにこの予約システム、担当者の方は非常に迅速で丁寧な対応でした。うれしいですね。

宿が決まったところで今度は旅程。
実はこれがもめた。というか二転三転
いや、上に挙がっているところだけを全部回るのは1泊2日では時間的には余裕です。
でも、想像してみてください。
ずんだ餅、かっこう団子、前沢牛、鬼団子、小岩井牛乳と牛乳まんじゅう、おまけに宿の飯。
これだけ食べるんですよ?へたに回ったら胃がパンクしますって。

結局考え抜いた末に旅程は以下の通り。

1日目
青葉城址でずんだ餅は棄てる(仙台まで来ればいつでも行きやすいところだからいいだろう)
○かっこう団子(厳美渓
○前沢ガーデンでゴージャスに前沢牛ステーキ
水沢競馬で一攫千金
○鬼の茶屋で鬼団子にやられる
大釜温泉乳頭温泉)泊

2日目
小岩井農場で対決
○盛岡で冷麺かわんこそば、後は未定

なんか1日目がキツキツですが(時間もお腹も)、結局、仙台から順次北上する旅程に。
なお、仙台のずんだ餅を棄てた理由を覚書の意味を込め述べておきます。
当初は・・・
10:00 合流
10:30ごろ 青葉城
13:00過ぎ かっこう団子
14:30 前沢ガーデン

という順番を考えていました。
しかし、14:30過ぎに行って、前沢ガーデンのレストランが空いているかが不安ということ、宿に着くのが早くても19:00過ぎというのが確定的になるため、青葉城址は断念しました。
その割には2日目の行き当たりばったりに比べ、1日目は我々の旅に似つかわしくないギッチギチのスケジュールとなっています。
最近では旅程や手配など、海外は友人J氏、国内はtech_kと役割分担がすっかり板についた感じ。
まあ、どうせ予定は未定。この計画は破綻するんでしょうなぁ。(最初から予定通りに行くと思ってない)
では、いよいよスタートです。

■前日11:10 青葉城
いきなりですが、わたくし一人で青葉城址に来ています。
仕事が午後からなものでして、コソっと早めに仙台入りして来てしまいました。
いや、サボりではないですよ?昼休みに来たと思ってください。うん。

仙台駅からは観光名所を巡廻しているバスがあります。
仙台駅西口のバスロータリーから、出発です。

なかなか味のあるバスです。

この青葉城址は対決列島の時にずんだ餅対決」を行った場所です。
さっそく対決場所を探します…が案外すぐ見つかります。

でも、ちょっとカメラアングルがわかりません。後ろ右手に赤い橋が見えるはずなので、ここのはずなんですがね。

おそらくここだろうと思うんですが、なんせこんな木はなかったはず。
そして残念ながらこの対決場所にはテーブルセットがありませんでした。
あったにしてももっと大きいはず。おそらく台風とかで折れちゃって植えなおしとかでしょうか。

おそらくずんだ餅を買ったのはこの店でしょう。

山頂には護国神社の横にこうした店が並んでいて、その中の一軒です。


今では写真のように「ずんだ餅セット」で、ずんだ餅(3個)、お茶、の他にところてん(ミニ)が付いてきます。ところてんは箸休めにいいですね。ああ、関西方面の方のために念のために断っておきますが、ところてんは三杯酢です。黒蜜ではないので甘さをダブルでお見舞いされることはありません。
この店の目の前に、例のテーブルセットがありました。

なんとなく威厳を醸し出しています・・・。

なお、この青葉城址、「城」をイメージしてくるとちょっとがっかりします。
ここは城・城址というより「護国神社」が建っている場所と言った方が早いですね。
ですから、城跡の石垣が美しいとか、ここにこういう城の設備があってね、とかそういうの一切ありません。

頂上まで車道があるし、展望台(というかただの更地)と伊達政宗銅像を除けば、ほんと神社です。

おまけに二の丸跡には博物館やらなんやら建っているので、この城が建っている山自体が「城址」という雰囲気まったくありません。

で、護国神社な訳ですから太平洋戦争などに関わるものが多いわけです。まさか城址で「戦艦大和100分の1模型展示中」なんて看板を見ることになるとは・・・。
まあ、仙台に来たら当然の観光場所ですから、ぜひ一度訪れてみて欲しいですね。

一応、仙台市内が一望できますよ。

こうして、とりあえず前日は終わり、いよいよ今回の旅をスタートさせるところで、続きは次回にしたいと思います。