いまさら桜最前線を追って東北地獄ツアーをしてみた 第2夜

※このお話は2007年5月現在のお話です。

■1日目 10:40 厳美渓

大阪から飛んでくる友人J氏と10:00に仙台近郊の駅で待ち合わせをし、高速をひた走ります。

高速を降りて15分も走ると渓谷沿いの道に入ります。
そうして訪れた厳美渓。仙台からも程近いですが、すでにここは「盛岡県」。仙台(宮城県)で待ち合わせたのに、仙台(宮城県)内はなんも観光しないという傍若ぶり。

さて、この厳美渓ですが、ここには例の「かっこう団子」があります。

なんか人だかりができています。

来てます!団子が飛んできてます!

おぉ、ここで注文するんですね。お金を籠に入れて板を叩いて合図します。


ちゃんとお茶も付いてきます。

で、これがその「かっこう団子」
あんこ、黒ゴマあんこ、みたらしの3本セット。1本には5つ団子が串刺しされています。
さっそくかぶりつきます。
うん、これが東北の団子なんですね。
つきたてのようなやわらかく、ねばっこい食感。なんていうか、その、一向に口の中から消えません。おまけに意外にでかいので、破壊力満点
我々、1個ずつ買いましたが、とりあえずここでは1箱のみ開けて、残りは宿に持ち帰ることに。

さて、腹も満たされたところでこの厳美渓を散策します。
川の両側に遊歩道があり、このかっこう団子から下流に吊橋もあります。



いや、いいところですね。結構マイナーな観光地ですが、ほどよく人がくるので、寂しくもなく、うるさくもない、のんびりしたいいところです。

かこう団子さんに行くには橋を渡るのですが、その橋の目の前に「滝見だんご」さんがあります。

いやね、ネットで検索すると出てくるのですが、団子自体の味はこちらが上じゃないかという書き込みを多々見ました。そこで、ここでも団子を買って食べ比べて見ようと思い、立ち寄ることに・・・。もちろん、ここで、団子を食べてはこの後に控えている「前沢牛」を味わえないと思い、この団子も宿に持ち帰ることに。
さてこの結果はそのうち。

なおかつ、滝見だんごさんの隣になんか不思議なものが・・・「ガラスパーク サハラ」

なお、かっこう団子や厳美渓を見るには有料の駐車場があります。付近の道は車どおりがそこそこあり、道も狭いのでちゃんと駐車場に停めることをお勧めします。


■1日目 11:15 道の駅「厳美渓

この二人の旅ではすっかりお馴染みの、道の駅探訪。
かっこう団子さんからは目と鼻の先にある道の駅「厳美渓」に寄ってみることに。
入口はいると右手にレストランがあります。
・・・・・・・は?

何これ・・・?

餅オードブルですか。そうですか。破壊力満点の威圧感に驚くばかり。


さて、売店の方ですがやっぱりいいですね。
地場のものを使ったいろんなものがあります。

お、舞茸おこわを見つけました。めちゃめちゃ上手そう。


友人J:
「めっちゃ食べたいけど、これ全部食ったら前沢牛がきついですよね」
tech_k:
「じゃあ、二人で半分こすれば、なんとかなるんじゃね?」


ということで、誘惑に負けて購入。
いや、だって、二度とここにこれないかもしれませんから、こういうのは外せませんよねぇ。
さらに、見て回ると・・・!!

盛岡名物せんべい汁」のカップです。
いやぁ、こういうのに出会えるから道の駅巡りは止められません。当然購入。


■1日目 12:00 平泉付近
カーナビによると、ここ(厳美渓)から次の目的地の「前沢ガーデン」までは高速道路ではなく、下道を斜めに北上していくルート。山間を走っておおよそ35分程度だそうです。

アップダウンはありませんが、山間の道をひた進みます。

tech_k:
「・・・今更だが、前沢ガーデンの営業時間がわからん」
友人J:
「なに鹿児島のときみたいなこと言ってんですか。まあ、大丈夫だと思いますけど、念のため予約しときますか」
tech_k:
「おぉ、頼むわ」

ということで、前沢ガーデン(のレストラン)に電話をします。

特に予約は不要で座れるようですが、予約すれば窓際の席をとっておきますよ、ということでナビの到着時間を見て12:30に予約を入れます。(なお、ナビの到着予定時刻は12:25を指しています)

するといつの間にか平泉を通り抜けようとしていますよ。


友人J:
「平泉ですねぇ」
tech_k:
「おぉ、そうやな」
友人J:
中尊寺って見たことないんですよねぇ」
tech_k:
「俺もないなぁ」
友人J:
「ひとつ思うんですが」
tech_k:
「ん?」
友人J:
「平泉通るのに、中尊寺を見ずに無視して進むってのは、人として大切な何かをなくしてそうに思いませんか?」
tech_k:
「・・・思いっきり目の前通るな」
友人J:
「寄りましょうか?」
tech_k:
「寄りましょう」



こうして、誘惑に負けた二人が中尊寺へと引き寄せられていくところで、続きは次回にしたいと思います。