いまさら桜最前線を追って東北地獄ツアーをしてみた 第4夜

■1日目 16:30 鬼の茶屋
鬼の茶屋も近づくと、ここまで晴れていたのが一転、土砂降りの大雨です。
そうした大雨のなか、やっと鬼の茶屋に到着します。

この「鬼の茶屋」ですが、単体での立地ではありません。
「鬼の舘」という施設に付随するかたち(といっても茶屋の建物は単体です)で建っています。
ホームページを探したのですが、どうやら存在していない様子。営業時間もわからないままでした。
さて、そうして土砂降りのなか、駐車場に乗り入れますが、人っ子ひとりいません

なんかいやな予感しまくりです。
車を止め、茶に近づいていくと・・・

か、改装中につき閉店中!!


友人J:
「なんか、この二人で行くと改装中で閉まっていることばっかですよね」
tech_k:
「俺らの旅行が、基本オフシーズンだからかな?ここだってきっとGWまではやってたと思うし、夏休みにはオープンすると思うで・・・」


台湾、香港、についで3回目の改装中。なんなんでしょうねぇ。

まあ、実際は改装作業中の方がトイレだったらどうぞ、と言ってくれたので、トイレだけは見てきました。
なお、改装が終わるのは6月末か7月上旬ごろとのこと。

すでにお腹が限界を迎えていた二人にはありがたいのか、ありがたくないのか・・・。


■1日目 16:35 上を向いていこう
そうして鬼の茶屋を出ることにはあれほどの土砂降りは止み、青空がのぞき始めます。
すると、私たちが走っている先にが。

なんか虹ってめちゃめちゃ久しぶりに見ました。前に見たのって何年前でしょう。
悪いこともあれば、こうしていいこともあるものです。
さあ、気を取り直して本日のお宿に向かいましょう。


■1日目 18:30 乳頭温泉郷大釜温泉

結局宿に着いたのは18:30。
すでに大広間で夕食が始まっていました。
ネットで予約をしたので、チェックインの時間を伝えていませんでしたので、水沢競馬場を出るときに念のために到着予定時間を電話しておきました。
宿の方はそれなら、と別室に私たちの食事を用意してくれていました。うれしい心遣いですね。

ちょっと調べると不思議だったのですが、いわゆる「乳頭温泉」というのは「郷」の名称で、その中で、宿に1件1件違う名前の「温泉」名が付いています。
ですので、乳頭温泉○○ホテルとか△△閣とかそういう名前の宿でなく、「乳頭温泉郷大釜温泉」が宿の名前になっているわけです。他にも「蟹場温泉」「鶴の湯温泉」「黒湯温泉」などなど、温泉名が宿の名前になっており、かつ、宿(温泉)ごとに泉質が違うというのが乳頭温泉のウリなわけです。

せかくですから、夕飯の前に温泉で汗を流します。
他のお客さんはみなさん夕食をとっていますから、当然独り占め。
大釜温泉さんは古い小学校の建物を利用しています(ここに小学校があったわけではない。次回で説明します)ので、はっきり言って、きれいでも大きいわけでもありません。


洗い場は2人分しかないし、シャンプー・リンスはあるけど、ボディーシャンプーでなく石鹸だとか、いろいろあるかもしれませんが、すべてが懐かしい。
昔、海水浴に言ったときに時に泊まった民宿を思い出します。
そう、民宿という表現が合いますね。渋いいい感じのお宿です。
肝心のお湯の方は、大釜温泉は茶褐色のお湯です。効能まではわかりませんが、ヌメッとした感じはないので、美肌というよりは、リュウマチ・腰痛とか傷にいいお湯なんじゃないかと思います。源泉かけ流しってのもポイントですね。
源泉は熱いので、別途水を引いています。


露天風呂も大きく。また、林が目の前。落ち葉がお湯に浮いていますがそれがまた、風情。
他に人がいないこともあって、落ち着きます。
しばし自然と一体となってボーっとお湯に浸かります。
極楽極楽。

湯から上がるといよいよ夕飯になります。
しかし、結構お腹一杯。どうなることかと心配していましたが・・・


うん、山菜を主体としたご馳走です。とっても美味しそうで、食欲がわいてきます。
特にキリタンポ汁が絶品。きのこがたくさん入っていてとっても美味しい。
結局ご飯もおかわりするぐらい食べてしまいました。


■1日目 20:00 部屋でのんびり?
たらふく食べ、温泉に浸かり、大満足で部屋でごろごろと至福の時を過ごします。
なぜか、我々の部屋では無線LANの「FREE SPOT」が接続できたりしてびっくりします(後日調べたら乳頭温泉の各温泉にはFREE SPOTが導入されてました。
あとはTVを見たりと適当に過ごします・・・・が、


友人J:
「そういえば、団子が残ってましたよねぇ」
tech_k:
「うっ」
友人J:
「かっこう団子の他にも買ってましたよね・・・一人4本がノルマですよ?」

買った時は、宿でのんびり・・・なんて考えていましたが、すでに夕飯までに食べまくってすでにお腹ははちきれんばかり(←自業自得)

でもきちんと食べましたよ。もう涙目でしたけどね。
団子は1日置いておくと、硬くなってしまいますが、これはこれで歯ごたえがあっていいかと。肝心の食べ比べですが・・・区別付きません。大きさ、形、串に刺さっている団子の数まで、一緒。唯一違うのが、2本だけ、味が追加されているのが滝見だんごさんです。こちらには、みたらし、あんこ、黒ゴマあんこの他に、ずんだ、白ゴマ(だったかな?)があります。

こうして涙味の団子をかみ締め1日目の夜が更けていくところで、続きは次回にしたいと思います。