北の大地の夢の跡〜タウシュベツ川橋梁を訪ねて〜 第二夜


■1日目:11:40 六花亭本店
帯広といえば豚丼だけでなく、スイーツの街でもあります。
その中でやはり訪れたいのが(というかミーハーなだけか?)この六花亭本店

帯広に着いてすぐ訪れたのには理由があり、それは友人J氏が言うにはこの本店限定のとっても美味しいお菓子があって、夕方には売切れてしまうということでしたので、早速やって来た訳です。
数台分のスペースしかない駐車場には駐車待ちの車の列ができ、店内も多くの人で賑わっています。

さっそく限定のお菓子を購入。「さくさくパイ」です。

この本店の一角にはその場で食べることのできるスペースがあり(イスはありません)、なんとコーヒーがタダでいただけれるのです(セルフですが)。

小憎らしい心遣い。

豚丼の名店で腹を満たし、六花亭本店でデザートを食す。
贅沢なことです。


■1日目:12:45 帯広競馬場
続いて帯広駅前に戻り、路線バスで帯広競馬場へ向かいます。
バスセンターがあるので、路線を見ながら何番のバスに乗るか探します。
意外と本数が出ています。
バスに揺られることおよそ15分で到着です。


ついに日本ではここだけになってしまったばんえい競馬」
赤字続きで危機的状況でしたが、今はソフトバンクがバックアップし、あの手この手で売上を伸ばしてこの2月に本年度の売上目標を達成したそうです。
がんばれ、ばんえい競馬。
みなさんも帯広に来たときには必ず帯広競馬場によって馬券を買って貢献しましょう。

ばんえい競馬は中央競馬のように「お綺麗」な競馬ではありません。
そもそもがスラリとした体躯のサラブレッドが走るわけではなく、ごっつい馬が何トンもの重さのソリを引いて走ります。
初めて見たときは圧倒されます。
何より馬と観客が近い。

おまけに、ソリを引くのでスピードは全く出ない。
重いソリを引いている上に坂道を駆け上がるので、途中で息を入れるために何回か止まる。

そのため、スタートからゴールまで馬を応援しながら歩いて併走できるわけです。
これがいいですよね。小さな子供まで馬に声援を送りながら一緒に歩いて行きます。

温かみのある競馬でした。
子供連れからお年寄りまで、観光客でも楽しめるところです。

さて、土日限定で申込先着10名に13:00から「バックヤード見学ツアー」が行われます。
友人J氏はこれが目的。

詳しくは友人J氏の日記に。(id:knyacki_j:20080216)
とにかくお勧めです。競馬に興味なくても楽しめます。


次に出走する馬たち。こんな間近なんて中央競馬ではありえん・・・

馬装具がかけてありました。色とりどりで綺麗です。

練習用のソリ置き場。まるで墓場みたいでちょっと不気味。

レース中なのに検量室にも入れてしまう。ありえん。中央競馬じゃ絶対にありえん。

直線のコースをゴール側から見れるのもこの見学ツアーならでは。

友人J氏の日記にもありますが、日本で一番短い鉄道。何に使うかというと・・・

こうしてソリをゴールからスタートへ戻すための貨物車なんですね。馬はゴール後ここでソリを外します。
てな具合で、盛りだくさんの60分を堪能しました。これはオススメです。


さて、小腹が空いたのでちょっと軽食を。帯広競馬場名物カレーラーメン
意外にいけます。

なお、帰りの時間帯はバスがほとんどありません。おまけにちょうどいい時間のバスが土曜は運行せずとかあって、時刻表が見にくいです。冬は寒いですから、タクシーで帰るのをお薦めします。タクシーは競馬場入口にたくさん止まっています。
ああ、馬券の結果ですか・・・?
ちゃんとばんえい競馬の収益に貢献して来ましたとも。ええ。


■1日目:19:00 上士幌町糠平温泉
さて、すっかりばんえい競馬を堪能し、いよいよ帯広駅に戻ってレンタカーで本日の宿へ向かいます。

路線バスを見ても70分。宿の人に聞いても70分くらい。
ということで、十分余裕を持って出たんですが・・・
帯広市街は道が混んでる。
以外に信号多い。
帯広市街を外れても混んでいる。

ということで、雪はまったく積もっていないものの、“がんばって”走っても90分かかりました。
ほんとに路線バスは70分で着いてるのか?
まあ、少なくても土日は70分では着かないようです。夕方という帰宅時間帯なのも災いしたかもしれません。

宿に着き、さっそく夕飯となりました。

部屋はとっても広い。4人は泊まれるくらいの広さ。

さて、その夕飯ですが、なんと食前酒はたくさんの種類の自家製リキュールから選べます。
選ぶのも楽しい演出。
料理は上士幌の地場のものがたくさん出てきます。
どれも美味い!(今日は美味いしか言ってないような・・・)

そして、食後は当然、温泉です。
この糠平温泉は宿同士で提携していて他の宿の温泉にも入れるそうです。
ただ、時間は21:00までということなので、まずは他の宿の温泉へ。


ヌクヌクポカポカでの帰り道。
ふとぬれたタオルを思いっきり振り回します。
すると・・・

さすが北海道。タオルが凍って立ちます。
などと遊んで帰ってきましたが、このお宿はロビーにソファーがあり、無料でコーヒーを提供してくれます。

そこでくつろぎ、宿のマスコット的存在の犬と戯れ、夜が更けていきます。


いよいよ明日は見学ツアー、というところで、続きは次回にしたいと思います。