コピーフェイスとカウンターガール2

コピーフェイスとカウンターガール 2 (ガガガ文庫)

コピーフェイスとカウンターガール 2 (ガガガ文庫)

■独断偏見ミシュラン:★★★★★

待望の2巻。1巻でいたく気に入った本作、まさか続きがでるとは思いませんでしたので発売日が楽しみでした。
早苗の進学した大学の学園祭へ誘われるがままに出かけることになった良平と早希。行く先々でキス・カウンターの異名を取る宗像に絡まれ、良平の親戚の公平の代わりにイケメンコンテストに出ることに。しかも早苗と早希のキスを賭けて・・・という、上手く1巻から繋いでいます。
前回から半年近くたつのに良平と早希はまったく進展なしかい!と思わず突っ込みを入れたくなりましたが、まあへたれの良平ですからね。それよりも今回も早希のかわいさが際立ちます。普段のつっけんどんで、突っ込み役で、冷静に物事を考える早希と、ところどころ見せる女の子らしさと良平のことを憎からず思っているところが非常に良い感じです。特にラストのお守りのことなんかは最高ですね。
でも、あえて言おう、これは「ツンデレ」ではないと。そいう平易な言葉では現せない早希のかわいらしさが、本作の一番の魅力だと思っています。
ハルヒ?有希?かがみ?澪?
いえ、アニメ化されたらそれを超える祭り状態になると確信します。
ということで、3巻ぜひ出していただきたいです。


■今日の決めゼリフ

「わたし、平良さん以外の人にキスするのなんて死んでも嫌です!なにがなんでも!だから負けないでください!絶対に!勝って!」(by 早川早希)

コンテスト最終競技で挫けそうになった良平へ向かって、観客席から叫んだ早希の言葉。いきなりこういう大胆なことができるのも、また、早希の魅力ですね。これで負けたら男でない。


次点:「平良さんは私の嘘を正確に見分けてくれるんです。そしてわたしはそれを信じています。だから必要な嘘をつくことも怖くない。もっとも、自分しか信じられないあなたには、全然理解できないことかもしれませんけどね」(by 早川早希)

あつかましくも、賭けに負けたのに顔を出した宗像に対する早希の言葉。早苗と早希を見分けてくれた前巻ことが嬉しかったんですね。こうした端々に出る良平への信頼感が魅力ですね。


ミシュランの星
:死ぬまでにあと1回読めばいいか…。
★★:普通に面白い。2年に1回再読したい。
★★★:結構面白い。1年に1回は再読したい。
★★★★:非常に面白い。やることないなら再読したい。
★★★★★:最高!聖書代わりに枕元に必携。